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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   コミュニケーション   あにせ

 クラシックのコンサートで、演奏が始まると観客は誰も喋らずただ演奏を聞くことに専念する。何か大きな音などをさせるととても目立ってしまう。逆に歌手のライブなどでは本人が登場すると客はとても盛り上がり、それぞれ叫んだり騒いだりもする。同じ演奏でも、ここまで違う聞き方があるのだ。
 私は何かを演じる時、またそれ以外でも相手とのコミニュケーションを大事にできる人間になりたい。(生き方の主題)
 そのための方法として第一に、観客や見ている人達が喜ぶことをすることだ。ライブでも、アーティストが客席から登場したり何か楽しい演出があれば客はとても喜ぶ。その瞬間一気に気持ちが盛り上がるのだ。私もそれを経験したことがあるが、その時の興奮は普段の生活では味わえない本当に夢のような瞬間だった。あるグループのコンサートに行った時の話だが、私達の席はスタンド席でメインステージからかなり遠いところだった。しかしアンコールになって、彼らがスタンド席に来たのだ。ずっと遠くに見ていたのが、とても近くで見れるとわかった時の興奮は忘れられない。騒ぐことを忘れただ彼らを見つめていただけだった。このように、相手が喜ぶことをすれば自分自身と相手の距離がぐっと縮まるような気がする。このような見てる人が楽しめるような演出を取り入れることでコミュニケーションを取ることができる。(複数の方法1)
 また第二の方法として、ただ生徒を静かにさせ教師が黙々と話しているという現在の教育方法を、生徒とのコミュニケーションを図るものに変えることだ。先生によって異なるだろうが、教えなければならないことを淡々と教えるだけの授業では退屈するばかりでどんどん睡魔に襲われていく。実際今もそのように感じる授業はある。アインシュタインは学校の授業がまるで軍隊のようでとても退屈していた。しかし家族とコミュニケーションを取りながら勉強をした時、勉強の楽しさを感じそれに目覚めたという。そこからあの偉大な学者が生まれたのだ。誰もが楽しい授業を望んでいる。先生と生徒、教える側と教えられる側という関係なだけでなく、その中にもコミュニケーションを取り入れた授業を展開していっていくべきだ。(複数の方法2)(伝記実例)
 確かに、クラシックコンサートで静かに演奏を聞くようなことも必要だ。しかし『コミュニケーションを取ることはただ相手と接するのではなく人間同士の関係を深めていく手段だ』。親子でもコミュニケーションを取れば家庭が明るくなるだろうし、取らなければ親子の関係がギクシャクしてしまうこともある。このような話をよく耳にする。どんなに近い関係の人でも知り合ったばかりのような人でも見ず知らずの人でも、そのような場面では大いにコミュニケーションを取ることが人間関係をよくしていくはずだ。だから私は日々の生活の中で充分にコミュニケーションを取っていける人間になりたい。(総合化の主題)(自作名言)

   講評   nane

 短い時間で、構成を優先させて書いたね。
 ライブの体験はいい実例。観客は、ただ見るだけでなく、感動を共有したいと思っている。音楽以外に、学校の勉強でも、街のお店でも、次第に観客を参加させる仕組みになってくるのだろうね。自分の体験が生き生きと書けている。将来、しおかちゃんもステージに立つようになったとき、この感動を思い出して観客に接するといいね(笑)
 第二の方法は、いい例がありそう。マイナスの例よりもプラスの例を探していくと発展性がある。
 確かに眠くなるような授業はあるけど、ときどき、寝ていても目がさめてしまうような授業もあるでしょう。参加型の授業というのは、これからインターネットの時代にはますます求められるようになってくる。
 「コミュニケーションを取ることは……」は名言になっている。
 この結びの段落は、同じ言葉が多く使われていて、密度がやや薄い。コミュニケーション以外の言葉を工夫しながら書いていこう。


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