国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   文化交流について   ジョニー

 欧米の方ばかりに目を向け、すべての価値判断をあずけて己を空しくしている現代日本。しかし、その欧米の文化自体が壁にぶつかって、存在感を絶望的に失いつつある。そのような風土よりも、この根源的な、ナマな生活感の中で、純粋な魂の共同体を作る方が正しいのではないか。西欧世紀末以来のいわゆる芸術運動、エリートだけの、「芸術」の枠内での戦いは空しい。民衆全体、風土の生活全体に響き、うねりを及ぼすような運動であるべきだ。(要約)
 日本人として日本のものに自信をもつべきである。例えばご飯、味噌汁などに代表される日本食(和食)がある。また、日本は世界一の長寿国であり、その理由の一つとして、日本人の食生活にあるともいわれているくらい、日本食は健康に良い。ぼくは、日本食はまあまあ好きである。しかし、少し地味な味が多いので、その点では洋食の方が好きだ。しかしアメリカなどでは、食にあまり感心を持っていない人が多い印象を受ける。例えば牛は、狂牛病の牛が発見されて、日本は輸入を禁止したが、アメリカでは普通に食べている。また、アメリカはハンバーガーやフライドポテト、ピザなどのファーストフードによる脂肪の取りすぎで、肥満の人がとても多い。更に、日本食は見た目にも美しい。という訳で、日本食文化は、他の国と比べても優れた点が多くあり、日本人はとてもすばらしい食文化を生み出してきたと思う。
 しかし、外国のものをとり入れる柔軟性も持つべきである。文化交流は、国と国とを結びける。例えば、日本は昔、韓国を併合し、植民地にして、とてもひどい仕打ちをした。だから韓国人の人々は、国交を回復してからも、日本をとても憎んでいた。しかし、「冬のソナタ」などの韓国映画が大流行し、韓流ブームが沸き起こり、民間レベルの文化交流が始まり、国民同士の相互理解が一歩進んだのではないかと思う。文化交流をして民衆の恨みがなくなったとき、初めて本当の国交回復ができるのだと思う。
 このように、日本文化にも外国の文化を取り入れることにもどちらにも良さがある。しかし、一番大切なことは、「未来には、ひとりでにできる未来と、自分で作る未来との二つがある。」という名言があるように、自分達が満足できるような文化を造っていくことである。

   講評   inoko

 ジョニーくん、こんにちは。
私たち日本人というのは、どうも自分の国のことに疎いようですね。伝統文化についての知識はもちろん、今でもきちんと残っている伝統行事の意味についても、実はあまり知らない人が多いのではないでしょうか? 私たち日本人は、欧米文化に対する憧れが極端に強いのではないかとも考えられます。もちろん、自国の文化にない良さを取り入れて新しいものと作り上げていくことは重要なことです。しかし、もう少し日本のものにも目を向け、もっと自信を持つべきでしょう。最近では、外国でも日本食や日本文化の人気がとても高まっています。外国のものにはない繊細さや独特の美しさに魅力があるということを、私たち日本人自身がもっと知るべきですね。


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