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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   真夏のマラソン   ヨッピー

  太陽がギラギラ照りつける真夏のある日、私は小学生のマラソン大会に参加した。
私は
「お母さん、すごい人だからドキドキするよう。」
と甘えた。だって、私が今まで経験した大会というものは、幼稚園の運動会ぐらいだからだ。そこで、沢山の人がいて、みられるのが恐くて、今まで以上に緊張した。上がっている私を見て、お母さんは
「大丈夫よ。いつもどおり走れば良いのよ。」
とアドバイスをくれた。その言葉でやる気が出てきた。(書き出しの工夫)
  さあ、いよいよ大会が開始だ!皆がぞろぞろ日陰から出て行った。見知らぬ人がメガフォンで
「100メートル走る人出てきてください。」
と張り切った声で言う。皆が集まると列に並ばされて、始まった。私の順番がきた時、 足がガタガタ震えて、心臓がドクドク大きくなり始めた。悲しいことに、私の4人グループの中では、最下位だった。その理由は最後らへんには、『もうだめだ』とあきらめたからだ。それが終わったら、200メートルの競争だ。
  200メートルと100メートルの経験は全く別もんさ。200メートルの時には、もっと力を振り絞って走った。私のグループにいたとなりの子は、そんなに足が速くない。でも、私と違って始めっから最後まで力を振り絞って走っていた。『えらいなぁ』と感じた。幸いに、私は4人グループの最下位ではなく2位だった 。(読んでいる人喜んで)私は嬉しくて、にこにこ笑顔だった。
  お母さんに大会の経験をした時のことを聞くと
「ママも走るのは得意な方だったけれど、やはり『走る前にこけたらどうしよう』なんて思い、ドキドキしたな。でも、結果は、案ずるより産むが易し(ことわざ)で、一生懸命走った後は清々しいよね。ママは、小学生の頃、早朝おじいちゃまや素子ママ(ママのお姉さん)と一緒に家の周りを走ったの。そうだ、明日からようちゃんもママと一緒に走る?」
と尋ねてきた。そこで私は
「良いけど、こんな寒い中で? 氷で滑って、頭うったらどうなるの?」
と思わず心でつぶやいた。だから私は
「お母さんあったかくなったら走ろ。」
と提案した。(にた話)
  私はこの大会の経験から、「井の中の蛙大海を知らず」だなと思った。なぜって、それはあたりまえに、上には上がいるってことが分かったからさ。来年はもっと練習をして、1位を目指そうと思った。その帰り道私は履いてきたジーパンを見ながら囁いた。
「来年はもっと走りやすいズボンを履いて脇目もふらずゴールを目指して走ってメダルをお母さんにプレゼントしようっと。」(分かったこと)


先生への一言
パセリにつけていたリボン可愛かったな。☺☺☺

   講評   yasu

 ヨッピーさん、来年こそは一位をとれるといいですね。先生も応援したくなってくる作文でした。
●書き出しの結び……「お母さん」という言葉がキーワードになっているんですね。お母さんのはげまし、それがヨッピーさんのパワーの源だものね。あと「太陽」をキーワードにする手もあります。
●前の話聞いた話……マラソン大会のようすが、映像のように伝わってきました。お母さんの言葉も、いいですね。
●ことわざの引用……ドキドキしながら、それでも挑戦してみる姿勢が大切なんですね。うまく引用できました。
●わかったこと……上には上がいるということ、またことわざで表現してくれました。ジーパンをみながら、自分にささやくラストも素敵です。
☆最後らへんには→最後のあたりでは
              

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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