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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ランニングの思い出   実乃介★

先生が鳴らす、笛の音がグラウンド中に広がりました。今日は、卓球クラブの皆でグラウンドを走っています。今度、クラブに入ってくる三年生の為にクラブ紹介ビデオを撮っています。私の入っている、卓球クラブではまず、試合やラリーをするまえに必ずグラウンド一周走らないといけないことになっています。
 いつもどおり、私は帰りの会が終わった後卓球ラケットと球とペンケースが入っているクラブ用のてさげバックを持って、一階のピロティへ向かっていました。
「今日は、確か・・・そうだ、クラブ紹介の為のビデオを撮影するんだったっけ。」
私は、靴を履きながら、グラウンドに出ました。
「よし、今日も百メートル走らないと!」そう気合いを込めて、私はグラウンドの端から百メートルの距離を走りました「ピーッ」
先。
走っている最中に私はこんなことを考えていました。
「あぁ〜・・・。美味しくてヒンヤ〜リした冷たい飲み物が飲みたいなぁ・・・。コカ・コーラでもウーロン茶でもリンゴジュースでも何でもいいから・・・」
私は、そんなことを考えながらグラウンドをひたすら、走り回りました。
やっと、グラウンド一周走り終わって私はゼェゼェと息をきらしながらその場にしゃがみこみました。1
「はぁーッ!疲れたぁ」私は、流れる汗をタオルで拭いてまた校舎に入っていきました。
「はーい、皆さん。今日は、クラブ紹介でのビデオを撮りますよー。どこから、撮影しましょうか?」○○先生が、皆に言いました。 すると、誰かがこう言いました。
「やっぱり、グラウンドをランニングしている所から撮った方がいいんじゃないですか?いつもどおりの順番の方が、僕達も三年生もわかりやすいと思います。」
えぇぇぇッ!?私は、あまりの驚きに飛び上がってしまいました。しかし、○○先生は
「そうね、それはいい考えだ。んじゃあ、そうしましょう!はい、皆さん。靴を履いて、グラウンドに集合してくださいー」
と、賛成しています。私は、ボーッとしながらグラウンドに出ました。○○先生は、皆が集合すると「はーい、んじゃあ皆さん、グラウンド二周走ってきてくださいね〜」と、笑顔でいいながらビデオを撮る準備をしていました。私は、先生にこう言いました。
「せんせー・・・。さっき、一周したのに今度また二周走らないといけないんですか?」
すると、先生は「うん、もちろん♪困る?」と聞き返してきました。私は、「困ります!思いっきり、困ります!!」と、叫びました。すると、先生はニッコリしながら
「窮すれば通ずだよ!困り抜けば、解決できるわ」と、言いました。
何か、意味がイマイチわからないような、何かだまされているような気分になりながら私は、しぶしぶスタート地点に立ちました。
「用意はいいですかー?よーい・・・ピーッ!」
みんなが、いっせいに走り出しました。私は、「あんまり早く走りすぎると後が辛くなるから、疲れない程度がいいんだよね」と、思いながらマイペースに走りました。
普通に走っているはずなのに、何だか足が速くなってしまい二周目の後半ではもうハァハァと息をきらせながら半分、歩いてやっとゴールしました。
「おぉ、ミノさん。お疲れ様ぁ!」○○先生が笑顔で言いました。私は、げっそりした顔でブイサインを出した後、「あぁ・・・。ヒドすぎる。まるで、罰じゃないか・・・」と、心で思いました。その時、私は前聞いた話を思い出しました。
 幼稚園の頃、私は運動会でリレーをしていました。私は、当時足が遅かったらしくその時もビリだったらしいです。でも、運良く一緒に並んで走っていた男の子が靴が脱げてしまい、私はその隙に彼を追い越したそうです。その後、私は二位のまま走り続けていたそうです。しかし、私は運が悪くゴールの本当に直前で転んでしまったとか。
私は、あんまり記憶はないんですが母の話だとこんなことがあったそうです。
私は、今回の卓球の件で私が一番苦手な運動はランニングだということがわかった。
これから、体育のときなんかにランニングがあったら先生に頼んでランニングを中止してもらおうと思います。
「ピーッ」

   講評   miri


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