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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   一寸の虫にも五分の魂   うもえ

 雑草と、いわれて思いつくイメージ。それは、地味とか厳かなどです。
 反対に、ひまわりや、チューリップなど、名前がついているものは、綺麗、美しい、などの雑草のイメージとは反対です。
 しかし、それは人間が勝手に決めたイメージです。植物や、他の動物からすれば、雑草の方が好きかもしれません。人間は自分達視点で、物を考えてしまうところがあります。
 例えば、ニワトリの鳴き声。国によって、鳴き声が違うように聞こえるらしいです。日本はコケコッコー、アメリカはクックアドゥールなどです。しかし、それは全部、人間が解釈したもので、ニワトリにとっては違うように鳴いてるつもりかもしれないし、他の動物はまた、違う鳴き声に聞こえるかもしれないのです。それを、勝手に「ニワトリさんはコケコッコーと鳴くのよー」と、教えていいのでしょうか。考えるべき点です。
 また、どんなに小さくても、命ある生物。ただ、見た目が小さいからといって人間が勝手にその命をなくしてしまう権利は無いはずです。
 前に、塾で『食物連鎖』ということを、習いました。食物連鎖とは、生物たちが、『食べたり、食べられたり』という関係をずっと続けることにより、自然界を壊さず、今の形をずっと保ってきた、という生物たちの大切な関係のことです。
 それは、弱肉強食の世界で、弱いものは食べられていく、というこわいものですが、それが無ければ生物は生きていけない、ということです。
 しかし、人間はその関係を破壊しようとしています。自分が気に入らないもの、興味の無いものは、無いほうがいいものように扱い、自分たちにとって、プラスになるものは大切にする。
 例えば益虫と、害虫。害虫は、人間に害を与えるからといって殺したりします。しかし、益虫は大切だなどいって、とても大切にします。
 『一寸の虫にも五分の魂』と、いうように、どんな雑草でも大切にするべきです。
 しかし、やむおえない人間のための犠牲とはあるものです。
 私はこの間、カエルの解剖を学校でしました。そのとき、先生が、「気持ち悪いなどと思う人がいると思いますが、一つの命を、もらうのだから大切に扱い、勉強に役に立つようにしましょう。また、かわいそうと思う人がいると思いますが、動物の命をつかうことによって今まで直せなかった病気が治せるようになる場合もあるので、やむおえないのです。」
といっていました。確かに、私たちが今生きていられるのは、たくさんの動物のおかげでもあるのです。
 だから、一つの命は大切に扱うべきなのです。ご飯の時も「いただきます」をいうことにより、命をもらう植物や動物に感謝をし、「ごちそうさま」を言うことにより、また命をもらったことを感謝するべきなのです。
 つまり、人間はたくさんの命をもらっていて、それを意識しながら生きていかなきゃいけない、ということです。だから、自ら命を絶ってはいけない、なくしてはいけない、と言うことにもなります。

   講評   nara

 具体例を付け加えて、ぐっと内容が深まったね。目標字数を越えるには、やはり複数の具体例がないと難しい。次回の進級テストのポイントも、ここになりそうだね。7日は学校のテストで休む予定だったね。テストが終わったら、なるべく早く作文に取り組もうね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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