国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   滑って転んで4級だぁ!   かっぴー

 「ヤッター。ねぇねぇ、合格したよ!」
私は母の所にかけよって、体中で喜びを伝えた。
 私はこの冬、初めてスキーをした。そして2月25日にスキーバッチテストでジュニア4級を合格するまでになったのだ。
 12月24日に生まれて初めてのスキーをした。ルスツに行って母の友達に教えてもらった。ところが、転ぶ練習をするため、転んだところ、1回転んでから起き上がれなく20分間ほどもがいていて、汗を流しながら
「よっこらしょ。ふぅ〜だめだ、もう一回。ふぅ〜。」
と、新雪とスキー板と必死に戦った。『溺れた者はわらをもつかむ』とはまさにこのこと。私は空気をつかんで起き上がろうとしていた。そして力をふりしぼったらやっとのことで起き上がれた。けれどその時は、うっすらと目がぬれてぼやけていた。これでは、大変と思い、がんばったら折れ線グラフにしたらとてもおもしろいだろう、と思うくらい起き上がる時間が短くなっていき、
「背中を雪につけてごらん。」
と教えてもらった・・・とたんにグ〜ンとグレードアップした。今では、一緒にレッスンを受けたとき、起き上がれなくて困っている子に
「背中を雪につけて起き上がるといいよ。」
と教えているほどだ。
 それからスキー板と仲良くなってきたのでボーゲンの練習をした。最初は怖くて、転ぶのをおそれてへっぴり腰になっていたけれど、私は
『友達は速いけれど絶対に上手くなっていっしょに滑ろう。』
と心に誓っていたし、いつも跳び箱などで勇気が一番、と知っていたので
『転んでも、もう起き上がれる!』
と思い、転ぶ勢いで滑った。するとみるみるうちにボーゲンができるようになってきた。まさに、かっぴーの高度成長期!
 そして私はスキーが大スキーになってとっても一生けん命に、レッスンの時も
「つかれた?」
と言われた時に、本当は少しつかれていても
「平気!大丈夫です。」
と答え、必死にがんばった。それから毎週、七飯スキー場に行って夢中でスキーをした。
 そして今、私はポールの間をすりぬけてジュニア4級を目指した。ポール10本を27秒以内で滑らないといけなかった。終わってすぐは
『最初だし、別に落ちても次がんばれば・・・。』
と落ちた時に大きなショックにならないようにと考えていた。けれど結果発表の時は、胸の奥の方で
『受かっていますように。』
と知らないうちにお願いしていた。そして発表の番号が書かれた紙が開かれた。私は自分のゼッケンの72番を上目でおそるおそる探した。
「あっ合格だぁ!」
72番があった。私は思わず飛び上がってしまった。そして何秒だったのか担当の先生に聞いてみると
「17秒だよ。すごいねー。」
と言われ
『楽勝じゃん。次はジュニア2級かな。』
と鼻が高かった。その時、勇気を持ってがんばって良かったと思った。
 私は、勇気を出して転んでも負けずに、あきらめないでがんばることが大切だということと、『好きこそものの上手なれ』ということが分かった。<<宿題>>
 「次はジュニア3級も絶対一生けん命やってみせるよ。」
私は母に自信に満ちた顔で言った。

   講評   ita

 こんにちは、かっぴーちゃん。題材変更したのですね。自分の心に残っている出来事の方が作文にすると面白くなるもの。今回もがんばっているかっぴーちゃんがよくかけていたと思います。上出来!
【第一段落】
 書き出しの工夫がテンポよく書けています。「体中で」という表現、喜び一杯だったことが伝わっていいね。
【第二段落】
 初めてスキーをしたことがたっぷり書けました。ことわざを使いながら、悪戦苦闘している様子がしっかり書けています。
☆ 「うっすらと目がぬれてぼやけていた。〜とたんにグーンとグレードアップした。」の文章はとても面白いので書き方を工夫してみよう。「うっすらとぼやけていたのはなぜか。」「なぜ折れ線グラフにすると面白くなるのか」この二つが分かるようになるといいね。
【第三段落】
 心の中で思ったことを交えながらの文章が書かれたいい段落です。誰にでもある気持ちを上手に表現できました。
【第四段落】 
 「分かったこと」はいくつも書くのではなく、できるだけ一つにまとめる方向で書いてみよう。
 「書き出しの結び」はいうことなし!
           

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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