国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   初めてできた逆上がり   まりりん

 「あっ。あっ。もうちょっと!」
「あっ。できたー!」私の気持ちは嬉しさの頂点にたっしていました。ずっとできなかったさかあがりができたのです。それは休み時間のときの話で私は友達といっしょにさかあがりの練習をしていました。そのときから私はさかあがりができるようになったのです。できたらみんなに見せたくなって友達を呼んでみてもらいました。でもまだできたばかりだったから失敗も何度かありました。でも友達は
「あ〜できるようになったね!まりちゃん。」
「うんうん。かろやかにできてるよね〜。よかったね!」
と言ってくれました。
 私が逆上がりをできるようになるまではとても大変でした。だいたい一週間に4日ぐらい20分やすみと昼休み練習をしました。寒い日なんかは鉄棒が冷たくて手が真っ赤になったりしました。でも私のクラスでその時、さかあがりができない人は6人から10人だったのであわてていました。どうしても振り上げた足のおちてくる「バタン!」と言う音をなくしたくて必死にやっていました。少しは逆上がり台でもやりましたが、逆上がり台を使うとできてしまってあまり役に立たないのであまり使いませんでした。できないうちは自分で私ってまるで鉄棒にぶら下がっている病気のさるみたいだなぁ〜と思いました。(まるで)(前の話)でもとにかくたくさん足を振り上げました。これだけ練習をしたのでできたときはものすごく嬉しかったです。努力して本当によかったなぁ〜と思いました。
 「なんかはじめてできたことある?」
とお母さんに聞いてみました。そうしたらお母さんは
「えーとね、小学校2年生ぐらいのときに2重とびができなくて家の前でよく練習したよ。でも北風とかが吹いている時なんかは縄跳びの縄が当たるとものすごく痛くてつらかったよ。それでも何度も練習してある日1回できるようになってすごく嬉しくてはやくみんなに見せたくて家の中に入ってお母さんとかお兄ちゃんとかお姉ちゃんも呼んだよ。それで2重とびを見せようとしたけどできたばかりは失敗の方が多くてお兄ちゃんとかが、何だできないじゃん。とか言ったけどできてみんなに見せた時はものすごくうれしかったねぇー。それからも何回か練習してだんだん回数が増えていって5年生の時には50回ぐらいできたよ。」と言っていました。
 私はお母さんに聞いてみたり自分で初めてできたことを思い出したりしてみて努力をしたからそれができるようになったんだなと思いました。努力をしないでできない、できないと言っていてもしょうがないなと思いました。努力をしないでできるものはあまりないと思います。それに努力をすればするほどできたときのうれしさが大きくなります。だから私はこれからもなるべく努力をするようにしようと思いました。(心の中で思ったこと)私はその後まだできない足掛け周りの練習をしはじめました。(動作情景の結び)

   講評   kira

 まりりんちゃん、こんにちは。すらすら書けましたね。文字数は、もう中学高校生の目標達成です。すごいなあ。
● 動作情景の結び/作文
 逆上がりの次は、足掛け周りが目標ですね。ぐるぐる、地球がまわってる。
● 前の話聞いた話
 逆上がりができる人がふえてきて、あわてていたのね。友達と、懸命に練習しました。手はつめたいし、地味な練習のくりかえしは、きつかったよね。それだからこそ「かろやかに」できるようになった自分が、誇らしかったね。
 お母さんは、なわとびの二重とびで、やはり懸命な練習をした思い出があるのね。苦しかったことがうれしい思い出になるところが、まりりんちゃんと同じですね。
● たとえ● ですます
 「まるで鉄棒にぶら下がっている病気のさるみたいだなぁ」と、逆上がりのできない自分をたとえました。鉄棒となかなかひとつになれないんだよね。
● 心の中で思ったこと(口に出さないが心の中で思ったこと)
 「努力をしないでできない、できないと言っていてもしょうがないな」「努力をすればするほどできたときのうれしさが大きく」なることがわかりました。できる喜びは、いろんなやる気を起こしてくれますね。



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