料理をしたこと。 実乃介★
「おいし〜い!」
今日は、友達とバレンタインデーのチョコレートとクッキーを作ります。
メンツは綾乃介と○○リンと私です。
○○はジュジュ君に、綾乃介は大ポンにあげるそれぞれクッキーとチョコレートを渡します。
私は付き添いで朝からみんなで作り始めました。
○○は石畳チョコを作るのでまず三枚の板チョコを包丁で細かく刻みます。そしてチョコをあたためて溶かします。そして、ラッピングの箱の中にシートを敷き、溶かしたトロトロのチョコを入れました。
包丁で食べやすいサイズに切って、リボンをつけて出来上がり!
一方、綾乃介はクッキーの生地を捏ねて捏ねて捏ね続けていました。
「綾。手伝おうか?」
私が声をかけると綾乃介は笑顔で
「うん、型とるから手伝ってくれる?」
と、言いました。そして、私と○○リンで綾乃介の手伝いをしました。ハートや星やお花の形の型でクッキーの型をとりました。
そして、レンジでかけて焼きました。
焼きあがるまで、私達は告白スチュエーションごっこをして遊びました。
「はい!まず、綾乃介からどーぞ〜」
私が言うと、綾乃介は
「えぇぇぇっ!告白するの!?」
と、赤面になりながら言いました。
「そぉだよ_!○○だってジュジュに告るんだから」
「えぇっ・・・何て言えばいいの・・・?」
「『私は、大ぽんのことがずっと好きでした。クッキーを作ったので、食べてください。ホワイトデーは倍返えしてください。』」
私が言うと○○が笑い出し、綾乃介はこう言いました。
「倍返えは余計だよぉ。『・・・わ、私は大ぽんがずっとす・・・す・・・寿司____!』」
その場でみんな爆笑しました。
「それこそ、余計でしょぉ?」
そんなことを繰り返していたら綾乃介のクッキーが焼きあがりました。
「わぁ、美味しそうだねぇ!味見していい?綾乃介♪」
「うん、小さいの一つずついいよ。なるべく、形がくずれてるのにしてね」
「わぁい!いっただきます〜!!」
私達は綾乃介のクッキーをお茶と一緒に食べました。
「美味しい!あんな生地からこんなものができるんだね。ちりも積もれば山となるだぁ」
「ホント!?よかったぁ。これで安心して大ポンに渡せるよ」
クッキーの味見を終えた後、綾乃介は用意してきたストロベリーチョコペンを取り出して、お湯につけ、チョコを柔らかくしました。
「これをクッキーにラクガキするんだぁ?」
「うん♪」
ウキウキしていたのですが、私達がいくらチョコペンをお湯につけてもなかなかチョコがでてきません。
「あれぇ、おかしいなぁ」
私達は様子を見守っていました。やっと、チョコが出てきて丸やら星などを書きました。
「ねぇねぇ!綾、うちにもラクガキさせてぇ」
「うん、いいよぉ〜」
私は綾乃介から、チョコペンを受け取ってこう書きました。
『アヤ』、『大ポン』
こう書いたとたん、綾乃介はめちゃくちゃ怒り出しました。
「何書いてんの____(照れ)!!」
私達はたくさんラクガキをしました。でも、チョコペンの中身がまだ残っててみんなで食べようかと言ったのですが、クッキー無しでチョコペンをなめるのはちょっと・・・と、いうことで本当にらくがきをすることにしました。
「はい、綾〜 目つぶっててねぇ」
私は、綾乃介の顔にチョコペンをつけました。ほっぺや鼻までチョコをつけました。
「くすぐったぁい!!」
「ねぇねぇ、みの!○○にもやってぇ」
優夏が言いました。
「OK!ラクガキたっぷりしてあげるよ♪」
私は優夏の顔にたくさんチョコをつけました。
「わぁ!冷たい」
私も自分の顔にチョコをつけました。とっても、楽しかったです。
ラッピングも全て終わった頃には、お昼時になっていました。私達は、お昼ご飯のラーメンを食べました。
「おぉ〜美味しいねぇ」
「うん、あったかい」
私達はまるで兄弟かのように仲良くご飯を食べました。
そして、○○リンが先に帰って綾乃介と卓球をして綾乃介は帰りました。
二人が帰った後、私はお母さんにこんな話をされました。
「お母さんも、昔一度だけチョコ作ったことあるんだけど、むずかしかったよ。
お菓子の中で一番作るの難しいのはチョコだよ、きっと。」
でも、今回は綾乃介も○○もとても上手に作ることができていました。
私もその後、友チョコを作りました。
次の日、綾乃介と○○リンが相手にお菓子を渡す決意をしました。私がメッセンジャーになり、大ポンとジュジュに伝言しました。
帰り、私達三人は二人がいる約束の場所に行きました。
そこには、ちゃんと二人がいました。
「ん〜?で、何か用?」
いや、この状況で普通わかるだろ・・・。
○○リンと綾乃介は緊張しながら、
「はははははいっ!!これ!チョコレートとキーホールダーがはいってるから!!んじゃぁね!!」
優夏リンは帰る方向が違うので、猛ダッシュで帰っていきました。
綾乃介も赤面になりながら、こう言いました。
「あ・あ・あっ・・・!あのぅ、これもクッキーとキーホールダーはいってるの!!だから、受け取って!!!」
綾乃介はそれだけ言うと、走ってゆきました。
私が綾乃介を追いかけて、一緒に帰りました。すると、後ろから大ポンの声がしました。
「ありがとな〜〜」
綾乃介はまたまた赤くなりながら、嬉しそうに笑いました。
「よかったね、綾。」
私が言うと、綾乃介もニッコリ笑っていいました。
「うん、ありがとう。一生懸命、手作りしたかいがあった・・・!」
私は付き添いだったけども、とっても楽しかったです。
最初から「私は料理できないから・・・」ってあきらめないで、頑張って努力したらいい思い出になるんだとわかった。
また、三人で料理できたらいいなぁと思います。
「おいし〜い!」