国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   狂気   まーたん

 我々人間は、皆、少々気違いめいたところがあり、うっかりしていると本物になるのだと、自分に言い聞かせていないと、えらい『狂気』に取り付かれる。また、そのような事を知らないでいると、いつのまにか「狂気」の愛人になっている。そして人間はこのうようよした様々な狂気のようなものが静かにしている状態を、平和、安静、正気などと呼んで、一応好ましいものとしているが、この好ましいものが長く続くと、これにあきて憂鬱になったり倦怠を催したりする。人間には狂気が必要だ。そして、狂気は否定するのではなく、狂気を反省する自覚が必要だ。私はやはり、人間には狂気が必要だと思う。(是非の主題)
 「人間には狂気が必要」だと思う第一の理由は狂気のような集中力があると何事も成し遂げられるからだ。私が、いつも思うことがある。それは人間は他人に厳しくされると、または、間にかの期限が迫っていたりすると、自分の能力以上の事ができるようになるのだ。私の経験した似たような事がある。それは日々の部活の事だ。私は中学生になってバスケ部に入った。最初は全くの初心者でバスケットに関する事は何も知らなかった。シュートも全然入らなくて、これでバスケットボールができるようになるのか、とても不安だった。けれど、顧問の先生の力はやはり凄い。私は最初何もできなかった。だが今ではキチンとしたバスケットボールができるようになっている。鬼のような先生のお陰で私は上手くなっているのだと思う。そして自分でいうのも何だがシュート力はついてきていると思う。これは狂気のような集中力によってできた能力だ。また、テスト前一週間は私は必死に勉強する。だからテストではある程度の成績を収めることができる。これらは狂気のような力によって形成された事だと思う。(複数の理由一)
 第二の理由は、人間は平凡な毎日では退屈してしまうからだ。ここで「行きたい海外旅行先」のデータを実例してみる。一位…オーストラリア,57.2%・二位…ハワイ,48.4%・三位…カナダ,47.6%・四位…スイス,45.6%だ。旅行は気分転換にするようなものだと思う。人間はいつもと違った状態を作ろうとしているから海外旅行に行くのだと。わくわく、どきどきなどの感情を味わいに行くのだ。毎日、同じ事ばかりを繰り返していると飽きる。自分の大好きな好物のゼリーを始めは、美味しいと思って食べていても、ずっと食べ続けたら飽きると思う。これと同じ事だ。平凡な毎日では飽きてしまうのだ。(複数の理由二)(データ実例)
 確かに、冷静に落ち着いて普段道理の判断をし行動する事も必要だ。何かの事件や、災害が起こったときなどは、冷静に物事を判断しないと、パニック状態におちいってしまう。このような時には、平常心を保とうと思わなければいけない。しかし、「行動するためには、多くのことに無知でなければならない。」という名言もあるように、何かを成し遂げるためや、退屈にならないようにするためには、狂気のような事も必要だと思う。そうすれば、できなかった事ができるようになるなどの成長にもつながるのだ。だから、時には狂気のようなものも大切にしなければならない。何かの成長につなげるため、私は狂気のようなものを大切にしたいと思う。(反対意見への理解)(名言の引用)(是非の主題)



   講評   kira

 まーたん、こんにちは。中学生になって一年。成長はめざましいね。部活動のバスケットボール部では、鬼のような先生のご指導の下に、まさに追い込まれたような状況で実力をアップさせているんだね。特訓は、侠気のような状態をつくり、突破口を探させます。勉強もまたテスト前の尋常ならぬ時期のおかげではかどるのですね。
 そうして、人間とはすぐに飽きて退屈する生き物です。平和や安心にまで退屈するのは、贅沢ですよね。データでは、海外旅行という贅沢が流行です。リフレッシュさせて、またがんばろうというわけですね。また、人間を大きくするためにも、異国体験は必要でしょう。
 冷静沈着、ミスのない人間が多くなっています。よく勉強し、受験という仕組みにもうまく立ち向かえた人がたくさん世の中に出ます。しかし、なんとなく個性がなく元気がなく、小さく固まったような人材になってしまう傾向もまるようです。時には、すごいオーラを放って、その人らしい力を見せ付けてくれるという魅力も、人間には必要に思えますね。
★「間にかの」→「何かの」
★「普段道理」→「普段どおり」

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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