創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私の料理   ハマピー

 トントントン。ぎゅぎゅぎゅ。玉ねぎを切っている時の私とお母さんの様子だ。お母さんがトントントンと、やっていれば、私はぎゅぎゅぎゅをやっている。逆に私がトントントンと、やっていれば、お母さんはぎゅぎゅぎゅをやっている。トントントンは、玉ねぎを切る音。ぎゅぎゅぎゅは、涙をふく音。トントントンが苦しくなったら、交代。切り終わるまで、そのくり返し。カレーライスを作っているから玉ねぎの量は多い。
 「私も料理してみたい。」
これがきっかけでカレーライスを作り始めた。始めから終わりまでいっしょに作るのは、初めてだった。今までは、野菜をちょっと切ったり、ギョーザとワンタンの皮包みくらいだった。お母さんが料理しているところをあこがれていた。私の家のカレーライスの具材は、にんじん・玉ねぎ・カレールー中辛・お肉は、鶏肉か牛肉。まず、カレールーに書かれている分量を量る。次に野菜の皮むきと野菜を切る。最初に、にんじん。洗って、先っぽとへたを切り落とす。皮むき器で皮をむく。包丁は、危ないので使わなかったのと、皮をむきすぎて食べられる部分が無くなってしまうからだ。へたに近い部分は四つ切に、真ん中に近い部分は輪切り、先っぽに近い部分も輪切りにする。お母さんは、トントントンだけど、私は、トーントーントーンと、いう感じだった。次にまるで地獄のような玉ねぎ。にんじん同様洗って、皮をむく。玉ねぎは手でむく。そして、二つに切る。一つずつ細く切っていく。五回くらい切ってお母さんにバトンタッチ。しばらくして、バトンタッチのくり返し。終わったらお肉も切る。お肉はねちょねちょしていて切りにくい。そして、いためる。しばらくして、水を入れてカレールーを入れて煮込んで仕上げの隠し味は、しょうゆとソースとコーヒー。で、完成。ただ、ソースだけ多く入れすぎて、隠し味になっていなかった。
 料理は、楽しいが時には、格闘になる時もある。六年生最後の調理自習で、私は友達とベーコン巻きとコンソメスープを作った。ものすごく悲惨だった。具材は、ベーコン巻きは、ベーコン・中身のキャベツ・にんじん・じゃがいもで、コンソメスープは、玉ねぎ・にんじん・じゃがいも・コンソメの素だ。まず、ベーコン巻きは具材が多すぎて、巻きにくい。焼いてる最中にばらばらになってしまった。しかも、味付けを忘れてしまい、味が無い。コンソメスープは、ぬるかったがまぁおいしかった。もし、もう一度チャンスがあったらまともに作りたいと思う。
 人間にとって料理とは、楽しみながらするものだと思う。時には格闘になるが料理は楽しいとこかで思っている。さて、玉ねぎを切り終わり、私もお母さんも涙目だった。でも、完成して、お兄ちゃんとお父さんに、
「おいしい。」
と、言ってもらえた。苦あれば楽ありとは少し違うがうれしかった。

   講評   hira

 音が小気味よいリズムのある作文でした。イキイキとした臨場感がよく出ていますね。それにしても隠し味の「コーヒー」にはびっくり。今度試してみよう。
■第一段落(書き出しの工夫)
 引きつけるための工夫ばっちりの書き出しでした。耳に残ります。上手い具合にこの作文の説明もできています。
■第二段落 ■第三段落(前の話聞いた話・たとえ・ユーモア)
 タマネギとの格闘がおもしろいね。たとえも効いています。肉を切る感じもよくわかる。途中会話を思いだして入れると更に良くなるよ。もう一つの前の話も思いだして書けました。
■第四段落(一般化の主題・ことわざ・書き出しの結び)
 格闘もあるけれど、基本的には作る楽しさがあるのが料理なのですね。ことわざもいいよ。書き出しの結びは主題に添っていて本当に上手に出来ましたね!
進級試験はもちろん合格。おめでとう! 

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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