国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   料理は考え方次第   いほめ

「おいしい・・・。」
それぞれの班で、時差があるが、そんな声が上がる。これは、調理自習のときのことだ。五人一班に分かれて、「カナッペ」を作るのだ。材料も盛りつけも自由。班の中で同じ材料を使って一人五個作って食べるのだ。私の班の材料は、明太子クリームチーズ、チョコレート、チーズ、サーモン、ピーナッツバターなどだ。これを二つずつのせていくのだ。最初はサーモンは松坂牛だったのだが、なぜか、サーモンに変わっていったのだ。材料も色々変わったが、めちゃくちゃな割にはおいしかったりするのもあったのだ。そこが皆で作る楽しさなんだなと思う。
 家庭科での五年生最初で最後の調理自習で作ったのが、この「カナッペ」だ。まずは、お皿を出してふき、やかんを出して水を入れ、火にかける。それから材料を出して「カナッペ」を作りにかかる。わたしが作っているときのことの中で一番印象に残ったのは、先生の「カナッペ」を一つ作ってくださいと、たのまれたことだ。先生のものには、明太子クリームチーズをのせた。わたしたちの班のものを先生に食べてもらえたことは、その明太子クリームチーズを作ってきてくれたこのおかげだろう。この明太子クリームチーズは,わたしたちの班の中の一人のこのお母さんが作ってきたものらしい。わたしはいま,まるでこの明太子クリームチーズは,先生のために作ってきたように思えた。なぜなら,この調理自習が終わったときに,そのクリームチーズを作ってきてくれた子は,それを先生にあげていたからだ。わたしが,この作った「カナッペ」の中で,特に印象がこかったのは,ピーナッツバターとチョコレートの組み合わせだ。わたしたちが作った中で,一番甘かったものだ。どれも印象に残ったのだが,それは「おいしかったから」というより,「(組み合わせが)おもしろかったから」というほうが大きかったのである。
 わたしのお母さんは失敗すると叫ぶくせがある。「あーっ,焼きすぎたーっ」とか,「あーっ,いれすぎたーっ」などだ。その中でも一番多いのは,「あーっ,焼きすぎたーっ」だ。朝などのパンを焼くとき,お肉やお魚を焼くときなどだ。前のことだが,一度だけお肉をすごく焼きすぎて,「こげたところはとって食べてね。」と言われたときがあった。いれすぎたときは,さとうや塩を入れすぎたというときがあった。前に,お母さんに,「辛いけど大丈夫?」と言われたことがあったが,わたしにとってはぜんぜん平気でむしろちょうど良い感じだった。
 料理は,覆水盆に返らずと思って緊張感をもってするか,失敗は成功の元と思って気楽にするかで楽しいか楽しくないかが決まるということが分かった。
「おいしい・・・。」(書き出しの結び)
わたしはそういって作った「カナッペ」を次々に食べていくのだっだ。

   講評   jun

 明太子クリームチーズとはおいしそうですね。
 お母様の失敗談は、会話を入れて書いたところが効果的です。
 字数もよくがんばりました。

 作文テストは合格です。おめでとう!
 

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