国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   自分を高め互いに尊重   キティ

日本には、外国人が刺し身を食べないという迷信や、日本語は外国人には話せない、そして外国人が仮に話せても絶対読めないという迷信がある。また、外国人はどうしても日本のことを理解できないと思いこんで一応嘆くが、と同時に、外国人に分かってもらえないと思うと何となく優越感を覚えるのだ。ところが、アメリカ人の場合はどうかと言うと、アメリカ人は、日本人はみんなアメリカのことを知っているはずだというふうに思っている。日本人の立場にもアメリカ人の立場にも、全く悪意がない。しかし、悪意がなくても相互理解のためによくないと私は思う。
 確かに、自分の考えが唯一のものと考えない視野の広さを持つことは大切だ。(複数の意見一)私も最近、そんな体験をしたことがある。先日、母と買い物へ行った時のことだ。お店で私の服を見ていて、気に入った上着を見つけた。その服には色が赤とオレンジがあり、私は始め絶対赤がいいと思っていた。しかし、母は私にはオレンジの方が合うと言う。私は赤の方がいいと言い張ったが、店員さんとも相談して、しぶしぶながらも一度鏡の前で合わせてみた。すると、自分が思っていたよりも、結構オレンジも合っている。悩んだあげく、最終的にはオレンジを購入した。始めは絶対に赤がいいと思っていたが、人の意見を耳に入れてみると、言われてみればオレンジもいいと思えるようになった。何事にも、自分の考を一番とせずに視野を広く持つことは大切だ。
 しかし、他人にわずらわされず自分の世界を深く掘り下げていくのも大切だ。(複数の意見二)昔話の桃太郎でも、桃太郎はおじいさんやおばあさんが止めるのも聞かず、鬼征伐に行くことにした。また、うさぎとかめでは、かめは他の動物達にうさぎに勝つのは無理だと言われたが、最後はかめが勝つことになる。(昔話の実例)桃太郎もかめも、他人に何か言われても、最後まで自分の意思を貫き通したからこそ、良い結果に繋がったのだ。
 確かに視野の広さを持つことも内側の世界を深めていくこともどちらも大事だ。しかし、一番大切なことは、「自由国に対する賞賛が他国に対する軽蔑によって支えられているのであってはならない。」(名言の引用)という名言があるように、互いに尊重し合えるように自分を高めていくことである。(総合化の主題)

   講評   koni

 今回の目標字数は、「1000字」です。

 第一段落の要約は、要点を上手にまとめることができています。

 第二段落では、一つ目の意見を挙げて、体験実例を書くことができました。ぴったりの実例で、わかりやすい説明ができています。

表現の工夫の例
「先日」のところで、季節感を出す方法 例「春一番が吹き荒れた日」

「私は始め絶対赤がいいと思っていた。」の後に、気に入った赤色をたとえる方法 例「絵の具のチューブからそのまま出したような目が覚めるような元気いっぱいの赤色に私は一度に魅了された。」

 第三段落では、二つ目の意見を挙げて、昔話の実例を書くことができました。上手くまとめることができていますね。

 第四段落では、名言の引用をして、総合化の主題でまとめることができました。




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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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