国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   わからなくてもあきらめるな   おもり

    レオナルドダヴィンチの「モナリザ」は、先にもあとにも誰にもかけなかった傑作だ。心をやわらげてくれるかとおもうと、胸がきりっとなるモーツァルトの音楽は、ただすばらしいとしかいいようがなく、あれだけの音楽はやはりモーツァルトにしか作曲できなかったでしょう。アインシュタインは空間は四次元だと、それまで誰も考えなかったことをみちびきだした。かれらは本当に天才だろう。この世の中にはもっとかれらの様に天才の人がいるのだと思った。
これはぼくの体験なのだけれども…。ぼくはカナダのカルガリーに住んでいるので毎週土曜日に補習校に通っている。そこで一度算数の問題の答えがわからなかった事があった。それはサイコロについての問題だった。サイコロの並行な面の和は7にならなければいけないというルールがある。たとえば一つの面が1だとすれば反対の面の数が知りたければ7−1で6なので、反対の面は6となる。その問題には面が12個あるので1が2個、2が2個、3が2個、4が2個、5が2個、そして6が2個あった。2個ずつある1,2,3,4,5,6の1個ずつルールを守りながら消さなければいけない問題だった。そして最後にはサイコロを作れなければいけないのだ。それがぼくには難しく感じられた。何しても解かなければいけない問題だったのでがんばることにした。まず6と1から消すことにした。おや、1と6がとなりどうしだぞ。となりどうしの面は並行にはなれないだったかな。という事はこの1か6を消さなければいけないことになる。お、これもそうだ、あ、これも、なんだこうやって解けば簡単じゃん。と思いながら楽しんでいるうちに終っていた。「時間過ぎるのはやっ」と思ったほどだ。まるでこれを英語のことわざで言えばTime Fliesだ。意味は楽しんでいれば時間が早く進むと感じる、と言う意味。
これもぼくの体験なのだけれども…。さきほど言ったようにぼくはカルガリーに住んでいて家は湖の回りにあるので冬になると湖が氷スケートリンクができる。それでぼくはホッケーを始めたのだが…。なかなかパックが空中に上がらないのだ。毎日のように練習していたら、やっとコツがつかめたのだ。これこそ「好きこそ物の上手なれ」だ。
この長文を読んであの天才の人々から学んだ事があったと思う。それはいつでもあきらめてはいけないという事であった。レオナルドダヴィンチさん、モーツァルトさん、そしてアインシュタインさん、歴史に残っていてくれてどうもありがとう。こうしてあなた方から学ぶ事が出来た事をとても感謝しています。

   講評   hoemi

 あれこれ試行錯誤する中で解決の糸口を探しあてた時の喜びは大きいよね。人に聞いたりしてすぐに解答を導くよりも、ずっと得るものが大きいともいえるね。しっかり感想をまとめることができました。
【構成】 レオナルド・ダヴィンチやモーツァルトがどれだけの偉業を成し遂げたかを軸にまとめたんだね。
【題材】 算数の問題にしても、ホッケーにしても、幾通りもの方法を試みるうちに解決につながったことがよく表現できていたよ。真剣な中にも楽しむ様子が伝わってきたよ。この「楽しむ」姿勢が重要なのだろうね。
【表現】 時間の流れの速さを感じたおもりくんの心を、まさにピッタリのTime flies.ということわざで言い当てられたね。
【主題】 「いつでもあきらめてはいけない」とは、言うは易く行うは難しといったところだね。思い悩みながらもあきらめずに立ち向かっていく姿勢が、さらなる飛躍へとつながっていくことを学べたのは大きな収穫になったね。

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