国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   狂気の悪性   おきつ

人間は狂気に身をゆだねず冷静に物事を考えるべきだと思う。その理由はいくつもある。
第一に狂気に身をゆだねるということはただの愚行に過ぎないからである。「狂気に身をゆだねる=自分の欲求の赴くままに行動する」ということである。近頃は「教師による生徒への猥褻行為」「強盗・放火・衝動的な殺人・宗教問題によるテロ」など、多くのことが起きている。そのほとんどが狂気によるものだと私は考える。捕まった犯人はみなこういうことを言う。「殺す気はなかった」「気づいたら殺っていた」この言動から考えると、やはり狂気というものは人に対してマイナスに働くということが考えられる。
第二に狂気というのは人の手には負えないものだからだ。確かに狂気をうまく使いこなせば多くのことに応用できるだろう。「テスト前の猛勉強」「テストのときの集中」「何かの研究や発明」など・・・しかし、そのようなことができるのは聖者くらいのものだろう。もしくは狂気というものによって体のほうにガタが来てしまうかもしれない。たとえば私が抄録のときのことだ。当時中学受験に向かって猛勉強していたが、徹夜までして朝起きてみたらどことなくからだが重くなにやら花もつまり気味だった。そして体温を測ってみると・・・熱が出ていたのである。まぁそれでも学校を休むわけには行かず、学校にも言っては見たのだが、帰ってきてみるとさらに熱が上がっており、結局その後暗に置換かはまったく勉強に手がつかなかった。この程度のことならまだいい。だが、本当に取り返しのつかないことになる可能性もないとは言い切れないのである。
第三に狂気というのは非常に気まぐれなものだからだ。狂気というのは興味に近い部分がある。つまり、狂気も興味と同じでいつかはさめてしまうものである。それを考えると、狂気に身を任せることによって、逆に事態が悪化する可能性もあるのだ。例えば、何か仕事を引き受けたとしよう。その仕事を中途半端なところで放り出したら多くの人間に迷惑がかかる。そのくらいならはじめから引き受けないほうがよほどマシである。それと同じことである。
第四に狂気に身をまかせた人間というのはだいたいしろい目でみられてしまうものである。たとえばいまどきの例で言えば、いわゆるアキバ系の人間などが当てはまるのではないだろうか。あれは二次元少女への藍という一種の狂気に取り付かれているようなものである。もっと身近な例で考えると、ガリ勉の人間なども当てはまるだろう。四六時中勉強ばかりしている人間などというのは周りから見れば「ただの気違い」としか移らないだろう。ひとつのことに熱心に打ち込む姿というのは確かにかっこいいが度が過ぎるとやはりだめなのだろうと思う。
確かに狂気に身をゆだねることによって思わぬ結果が出たり、自分自身の力をつけることができるのかもしれない。しかし、デメリットも馬鹿にならない狂気に身をゆだねるのは危険であり、ストレスだらけの社会で生活している今の日本人にはどのようなことをしても無理なことではないだろうか。なぜならそのセイで不幸になっている人も後を絶たないのだから。

   講評   mako

 がんばったね。よく考えて自分のことばで書いているところがすばらしい。構成もしっかりしています。理由を四つもあげているのもいいね。あまり多いと注意が散漫になってしまうことがあるので気をつけましょう。
 解説に狂気とは「変化を好む心とやりすぎる傾向」と説明しています。人間だれしも持っている性質みたいなものでしょうか。著者は、人が抱えている「狂気」というものを自覚して生きるべきだと述べています。
 そこで「狂気に身をゆだねず冷静に物事を考えるべきだ」という意見はいいね。自分の体験や今の社会の風潮を取り入れながら具体的な話をしているのもよかったです。
 第一の理由は、狂気はマイナスに働くことのほうが多いからだ、という感じのほうがイメージしやすいように思いましたがいかがでしょう。
 急いで入力してもらったので、少々入力ミスがありました。見直しておいてください。
 ★小六、鼻、行ってはみたのだが、何日間かは、愛、映らない

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