国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自分を成長させるには   おくあ

 ある日、街を歩いていたら、いきなり外国人に話し掛けられ、道案内をお願いされた、ということも多い日本。外国人に「英語、話せますか?」と聞かれても、英語で「いいえ、話せません。」と答えてしまう。こんな日本人はこの国に何万人といるだろう。これを見た外国人は、この人、英語を話せるのではないか、と思ってしまう。日本人と外国人の出来る、出来ないの範囲が全く違うからだ。日本人の出来る、はどこからなのだろうか。日本人はもっと自己アピールをしていくべきだと思う。
 第一の理由は、自己アピールをしないと相手に自分のことを分かってもらえないからだ。私の体験だと、中学校に入ってから間もないころ、みんなは自己アピールをしてだんだん仲良くなってきているのに、一人だけ自己アピールをしないで単独行動をしていた友達がいた。その友達は、私達の仲良くなってきた中で、あの人どんな人なのかな?という風になってしまった。四月にあった合宿でも単独行動が多かったようだ。今でもその子はなかなか輪に入れずに一人で行動している事が多い。きっと彼女は四月に自己アピールをしなかったことに後悔していると思う。他にも、学校の行事で福島県にある、外国人スタッフ、全て英語で会話、また花より男子のロケ地でもあるブリティッシュヒルズに行った時、授業では積極的に自己アピールをしていかないと外国人の先生になかなか名前を覚えてもらえなかったり、名前を他の印象強い人と間違えられたりもした。これは初めて会う人に対して自己アピールをすれば相手に早く自分のことを知ってもらえたり、名前を覚えてもらえたりする。しかし、何も話さないでその場にいるだけだったら印象も強く残らないであろう。
 第二の理由は、自分自身が成長しないからだ。いつも遠慮して自分をアピールしないでいると、自分の能力を発揮できる機会を失い、能力に磨きをかける事が出来ない。私自身はこんなことは絶対にしないタイプだ。(笑)例えば、小学校の総会などでピアノを伴奏する人を決めるオーディションでは、受けない事は無いというくらいオーディションに挑戦していた。委員会でも、なるべく派手な運営委員会や放送委員会に入っていた。自分はこんなに自己アピールをしすぎているが、反対に学校全体の前で自己アピール的なものは絶対しない、という私の妹の例だと、クラスでは体育なども得意な分野があればお手本になるくらいがんばっているのだが、今度五年生になったら委員会が始まるので、放送委員会に入れば?と言ったら、絶対に嫌だ。という答えが返ってきた。妹は私が放送をしただけでもみんなに、お姉ちゃん?と言われるのが嫌だったそうだ。(え!?)妹には、自分の能力をクラスで発揮し、学校全体の前でも頑張れるようになって欲しい。データによると、30代では、仕事の目的を収入、と答えた人が75%となっている。もっと自分をアピールし、自分の能力を生かしていくことが出来れば、仕事も生きがいにつながるのではないだろうか。
 確かに時には謙虚さも大事だ。しかし。「短所をなくす一番いい方法は、今ある長所を伸ばす事である」という名言もあるように、他人や友達から見た短所も、今ある長所でカバーすれば人間的に、いい人間になると思う。これから、高校や大学に入ったら、いろいろなところで自分をアピールする機会が増えるだろう。その時は積極的に自分をアピールしたいと思う。

   講評   inoko

 おくあさん、こんにちは。
日本人は、自己アピールが苦手ですね。「謙譲の美徳」という言葉が昔からあるくらいですから、控え目であることが良しとされてきました。でも、今の時代では、控え目にしてばかりでは、この変化の激しい時代を生き抜いていくことができないこともあるかもしれません。もちろん、「私が私が…。」と自己主張が強過ぎるのは考え物ですが、ここぞというときに、自分が何をどう考えどうしたいのかを表現する力は必要であると思います。手始めに、自分が得意な分野で少しずつアピールしていくことがいいのでは?
☆ 積極的な姉としては、妹さんのことが少し気がかりなのでしょうね。でも、きっと妹さんも彼女らしいアピールの仕方で、自己主張していくようになるのでしょうね。
ブリティッシュヒルズ。福島のイギリスですね。うちの娘も学校行事で行ったことがあるので、よく知っています。マントを着ましたか?

 

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