国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   挑戦   まーたん

 香港の人に「日本語のできる人」を採用したところ、挨拶程度しかできない人も含めて多くの募集があった。これに比べて日本人は謙譲を美徳とする意識が残っている。香港の人は自己PRが上手いけれど日本人は自己PRが上手でない。そして、日本人は自分を卑下する人が多いと思う。最初は期待されないで、だんだん評価が上がっていく方が得策だと思っているのだろう。日本人は型にはめていく方法が好きなのだ。だから、自分の立場を確保するために他人を型にはめたがり、その作られた型からはみ出て、「打たれる杭」にならないよう自分自身も「謙譲の美徳」を利用するのだ。私は日本人はもっと自己PRをしていくべきだと思う。(是非の主題)
 その理由は第一に自分をアピールしないと相手に自分のことを分かってもらえないからだ。私の学校生活でも似たような話がある。例えば何かの役割を決める時。自分はこの役をやりたいなどの、希望があるのに自分からは言えずにいる人がよくいる。そして他の友達に「○○さんが良いと思います!」などと推薦されて役を引き受けるパターンが沢山ある。私も、このような事がよくある。何故か自分から立候補があまりできないのだ。そこで、友達が推薦してくれて良い方向に事が進んでいってくれたら良いと思う。だがこんなに自分の都合よく行かない時もあるだろう。自分がやりたいと思っているのに、ずっと言えずに他の人がその役を引き受ける事になってしまう、という事もある。このように自己アピールをしないと、他人に自分のことを分かってもらえないのだ。(複数の理由一)
 第二の理由は自己PRをしないと自分自身も成長しないのだ。いつまでも「自分はここまでしかできない。」と制限をつけてしまうと、自分自身がずっと成長しない。ここで、「仕事の目的」に関するデータを実例してみる。30代は収入の為が75%で、生きがいが16%だ。そして大分年をとった60代は収入の為が39%で、生きがいが45%となっている。このように30代ぐらいの若い時は、収入のために仕事に就いている人が多い。だが、もっと自分をアピールし、自分の能力を生かしたら生きがいにもつながるのだと思う。また、部活でも、自己アピールは大切だ。逆を言ってしまうと、自分の才能を隠しておけば、先生にも期待をされないから、余り怒られないから楽だ。だが、これではずっと自分が成長しないと思う。自分のためにならないと思う。だから私は自分の限界までに挑戦し続ける事が大切だと思う。(複数の理由二)(データ実例・長文実例)
 確かに私が私がといってばかりだと、周囲の人から嫌がられる。「能ある鷹は爪を隠す」ということわざがあるように自分の才能を自慢しないで影でコツコツ努力する事も大切だと思う。このような事もあり、謙虚さも必要だ。だが「短所をなくす一番良い方法は、今ある長所を伸ばす事である。」という名言もあるように自分の良いところはどんどんアピールして自分自身の成長につながるようにしていくべきだと思う。だから、楽をしていないで、更なる上に挑戦していきたい。(反対意見への理解)(名言の引用)(是非の主題)

   講評   kira

 まーたん、こんにちは。日本人は「謙譲の美徳」を持っていると言われます。でも、これは裏返せば「出る杭は打たれる」ことへの用心でもあるようです。もっと、じょうずに自分をアピールしたいものです。
 学校での役わり決め、委員会の仕事などでしょうか。立候補するのは、勇気がいるものです。推薦されるのをなんとなく待つ気持ちは、みんな持っています。大人になってもそれは同じですよね。「いえいえ、私なんてとんでもない。」と言いながら、じつはやりたがっていたりします。それで役を逃すと、後悔します。引っ込み思案は、損ですね。また、アピールできる個性を伸ばしておく必要もありますよね。
 それが、もう少し年齢を重ねた時に「生きがい」を感じていられるか否かの分かれ目になります。お金のためだけに働くのは、むなしいですね。
 何か誇れる自分を見つけて、そこをうまく伸ばし、人に分かってもらえる力を身に付けたいですね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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