国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
(あ〜まだ食べ終わらない。) 本因坊
(あ〜まだ食べ終わらない。)
僕は今、給食が無い。では、学校での食事はどうするのか? その答えは、お弁当だ。僕の学校は給食ではなく、お弁当なのだ。
僕がまだ幼稚園に通っていた頃の話だ。月曜日と木曜日が給食で、火曜日と金曜日がお弁当だった。水曜日は半日で帰ってくるので昼食は家で食べる。これは年中だった時のある話……。(といっても、年中の頃はいつもそうだったが……。)お昼の12時。キリスト教の幼稚園だったので、食べる前に歌を歌い、最後に「アーメン。」と言ってかから食べ始める。パクパク。モグモグ。おいしいな。給食はとてもおいしい。たまに、おかわりをしたくなって、おかわりをしようとすると、もう、みんなが食べていたあとだったり……。だから、僕が年中の時におかわりをした記憶は無い。でも、大半がおかわりをしていないのに一時間のうちに食べ終わらなかった。みんなは食べ終わって、帰る準備などを始める。僕だけ取り残
されていっぱる。
(あ〜まだ食べ終わらない。早く食べついた終わらないかな。げっ。まだこんなにあるよ〜。)
これは、幼稚園の先生も思っていたことだろう。
今度は、幼稚園の年長の時の話だ。これは、給食の時の話だ。けっこう給食の話とはずれるが、こんな話がある。トイレに入って出てくる時、そばにあった椅子が目についた。
(そうだ!)
椅子を引っ張ってトイレの中に入れた。こうすればトイレのドアが開かない。変なイタズラを考えてしま
った。
(よし!)
トットットットット。自分の席につく。(です ます)
(誰が一番初めに気が付くかなあ。先生かなあ。それとも、友達の誰かかなあ。)
そう思い、待つ。あれ??? と、不思議な顔をしている先生。まるで、シマウマのしまのように目を白黒させている。(まるで みたい よう)
(あっ。これは先生が気付いたんだな。)
そう思い、とっさに
「やったのは僕じゃあないよ。」
と言ったのが間違いだった。先生にやった事を知られて注意された。(前)
今……。お弁当を食べるとき、一番最後になる事は無くなった。でも、まだまだ半分よりも後ろだ。ほとんどお弁当の20分間の間に食べ終わらない。
今、給食のことを考えてみると、いつも食べ終わらなかった思い出が残っている。
(あ〜あ。まだ食べ終わらない。)(心)(動作の結び 情景の結び)
講評 nane
いい思い出を書いた。年中のときは、ゆっくりペースだったんだね。でも、食事というのは、自分のペースで味わって食べた方がいいでしょう。
年長のころの「トイレにイス」のいたずらは、早速本因坊くんらしい。そのころから、いたずら心が旺盛だった。でも、周りの人がみんな優しくてよかったね(笑)。「やったのは僕じゃないよ」というのは、だれにでもある心理らしい。よく犯罪者なども、現場に戻りたがるというから。
今回の作文は、小学4年生らしい内容。
来学期からは説明的な文章が中心になるので、だんだん難しくなる。がんばろう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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