国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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人間の寿命 本因坊
寿命はヒトを、平均六十五年とすれば、イエバエはわずか二週間です。
これが子孫をのこしていくと、子どもたちはみな、抵抗性を持つものになります。
ハエは、助走も加速もせず、ある場所に自由にとまり、自由に飛びだすことができます。こんな動き方は、ヒトが考えだしたどんな飛行機でも、ヘリコプターでも、やのようることができません。むだな運動をしないことは、活動のエネルギーをたいせつにしていることになります。(三文抜き書き)
ハエは、自由に飛び立つことが出来、そして、猛スピードで飛んで来たと思ったら、壁にとまり、そしてまた飛び立つ。このように、むだな運動をしないことは、活動のエネルギーをたいせつにしていることになる。
ハエの一生は二週間。二週間でたまご・幼虫・サナギ・成虫を終わらせて死んでしまう。ハエは、人に比べて化学などが発達していない。人間ほど脳が無い事も一つの理由なのだが、実は、二週間、という短い一生にもある。
人間が5年から10年しか生きなかったとしよう。あまりにも寿命が短いと、そんなに知識を詰め込めない。また、新たな発見をする前に死んでしまう。まるで、猿のような生活を今でもしていただろう。(まるで よう)これと同じで、イエバエも発展しなかったのだろう。
また、もしも人間が500年も1000年も生きたとしたらどうだろう。発展すると思う人ー。大半が手を挙げるだろう。すぐ前に寿命が短いと、発展しにくいと書いたから。しかし、意外とそうではない。実は、寿命は、長すぎてもいけないのだ。長生きになればなるほど赤ちゃんを産まなくなる。昔の猿人や原人だったら、病気ですぐ死んでしまうから、たくさん赤ちゃんを産む。しかし、現在の赤ちゃんを産む確率は、2人にもならないというから、1000年も生きたらどうだろう。産む確率が1人にもならないだろう。これでは、人間は減るばかりで、発展しないどころか、絶滅してしまうだろう。
これを考えると、今の人間の平均寿命の80歳位が丁度いいのだろう。
また別の話なのだがあるとき、学校でハエごっこという(くだらない)遊びをしていた。廊下を走って壁の前で急ブレーキをかけ、ぴたりと止まる。あるときから、その遊びをするのを辞めた。なぜなら、壁の前で止まろうとしたが、壁にぶつかり、頭をうったからだ。そのことから考えると、ハエと人間との違いがよく分かるだろう。(調べ)
ハエと人間、その寿命、動き方の違いなどがよく分かった。もっとハエのことを知りたい。(心)
講評 nane
三文抜き書きは、全部行を続けて書いていっていい。来学期から、要約の練習になる。
ハエの寿命が二週間というのは、ハエにとってはちょうどいい長さなのかもしれない。強力な殺虫剤が発明されても、二週間の寿命ならどんどん世代交代をして、その殺虫剤に対する免疫を作ることができる。
逆に、人間の寿命が80歳ぐらいなのも、人間にとってはちょうどよかったかもしれない。あまり長いと社会の進歩がなくなるし、あまり短いと文化を作るところまで進歩できない。
自然はうまくできているね。
ハエごっこというのは面白い。はやるかもしれないね(笑)
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