国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2566 今日1057 合計3623
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   家庭科室の料理人   サニー

 「パチパチ、ジュワァー、ジャージャー。」 <書き出しの工夫>
学校で調理実習があった。皆で班を作り、その班ごとに、「ご飯を使った料理」や、「麺類」などのテーマに沿って作りたい料理を選び、計画し、準備し、試食して、後片づけまでするのだ。僕たちの班は「チャーハン」を選んで作ることにした。まず、班の中で何を作りたいか話し合い、みんなが
「やっぱりチャーハンでしょ。」
といったので僕も賛成した。
インターネットで料理に使う材料やレシピを調べてまとめた。すると、調べていくうちに、「マッチョチャーハン」や、「まずいチャーハン」など、思ってもみなかったような、とても面白いものが出て来て、皆で大笑いした。でも、先生がいたので、怒られるかもしれないと思い、すぐそのサイトをとじた。
 さて、いよいよ作る時が来た。5年生になってから今までで、3度目の調理実習だ。僕は、少し緊張したが、同時にワクワクしていた。まず、家庭科の授業で自分で作ったエプロンを着て、持参してきたマスクと三角巾をかぶった。そして、調理に必要な道具を持ってきて、材料を出し、早速調理を開始した。まず、玉ねぎ、人参、ピーマン、長ネギを切った。そして、本当ならベーコンや肉を使いたかったが、肉が嫌いな子が班の中に一人いたので、魚肉ソーセージを使って切った。僕は、母の手伝いをしていると、いろいろなことを学ぶ。それはネギや玉ねぎを速くみじん切りにするときに、ネギは縦に、玉ねぎは縦と横に包丁で、すじを入れてから普通に切る。これこそみじん切りテクニックだ。r /> 「○○(サニー)、切るのうまいなー。」
と、友達が言ってくれたのでうれしかった。
次はいよいよチャーハンを作るのに一番肝心な「炒める」という作業だ。母が、
「炒める時は手際よく、てきぱきとやらなくちゃいけないから最初に野菜等を切ってからやるといいね。」
と言っていたことを僕は覚えていた。フライパンを熱し、油を入れるとき、とても緊張した。そしたら油が予想外に、まるで大雨の跳ね返りのように跳ねてしまい、<たとえ>びっくりした。僕は、あせって、ご飯と卵を絡めたやつを入れた。ちなみに、僕たちが調べて見つけたレシピによると、「ご飯と卵は最初に絡めておいて、それからフライパンに入れて焼く」と書いてあったからだ。その後もチャーハン作りは、淡々と進んでいき、いい匂いがしてきた。皿と箸を用意し、先生に試食してもらったら、
「うん、おいしい、おいしい。」
と言ってくれた。早速、自分達も試食してみた。すると、
「もぐもぐ、おいしー。かっ、もぐもぐ・・・」
「でも、もう少し塩コショウ入れてもいいんじゃない。」
「うん。ちょっと持ってくるわ。」
「うわ。ちょっと魚肉ソーセージ多くね。」
「ちょっとこれが多いとくどいね。」
と、いろいろな会話をしながら食べていた。試食後は、調理実習の締めくくり。食器洗いだ。
「そこはこうやってゴシゴシやるんだよ。」
と協力し合って全部やった。
 母に、
「子供の頃、何を作ったことあるの?」
と聞いてみると、
「ウーン、お母さんは子供の頃は、母の日には親の家事を子どもたちが全部して、料理も私たちがやっていたよ。それと、我が家では餃子はいつも手作りだったから、餃子の皮に肉をつめるのはいつも手伝っていたよ。」
と語ってくれた。親に「名人」とおだてられて、お姉ちゃんと競って、母親と姉と3人でいつもわいわいおしゃべりしながら作った楽しい思い出だそうだ。<聞いた話>
 僕は、「好きこそ物の上手なれ」<ことわざの引用>ということわざがあるように、料理などの細かいことは好きなので、とても楽しく、うまくいき、とても良かったと思う。それに、料理の上手さは普段の手伝いや経験によると言うことが分かった。みんなで一生懸命頑張って作ったチャーハンはとてもおいしかった。やっぱり、こういうときは、協力ということがとても大事になる。
「僕の調理実習も、母の餃子作りも、皆でわいわい喋りながら作ったので楽しいということなんだなぁ。」
と感じた。<わかったこと>これからも、このような班を作ってやる実習などは、チームワークでやって行きたいと思う。
「ジャァー、ジャァー。カチン。このお皿片付けてきて。」
僕は、食器棚までお皿を運んだ。<書き出しの結び>

   講評   komiko

 サニーくん、こんにちは! 三月一週分の作文を清書してくれたのですね。

 振替の授業を受けずに、自分で考えて直すべきところを考えてくれましたね。「書き出しの結び」を「動作」で終わらせるように直すことができましたね。
 清書の際は、<書き出しの工夫><たとえ><聞いた話><わかったこと><書き出しの結び>のキーワードは、項目シールと同様、省くようにするといいですよ。次の清書のときに、またお話しますね。
 次週は、言葉の森がお休みになります。次の電話指導は、4/6(金)にさせていただきます。「私の目標」「さようなら○○さん(先生)」の二つのうちから書きやすいものを選んで、書くことを決めておいて下さいね。もし、ご旅行や用事でご不在の予定でしたら、教室までご連絡下さい。(フリーダイヤル:0120-22-3987)


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)