創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   中学としての一年間   スーランスラケイ

 僕は三月二十三日に○○中学校にて、一年生を終わりにする。体験した一年を振り返ってみると、楽しかったこと、悔しかったこと2、すばらしいこと、苦しかったこと、喜こんだこと、悲しかったこと、感動したこと、全てが中学一年生になった四月から三月を通して経験している。友達といっぱい遊び、時間さえ忘れるほど楽しいときがあれば、テストの点数の競争でライバルと十五点の差で負けて悔しかったこともある。ありえないほどすばらしい先生にあえてとてつもなく喜んだことがあれば、元スクールメートの苦手な三人と同じクラスになり、傷つくことを言われ、苦しかった経験をしたのである。体育祭で自分のチームが勝ち、心がはじけるほど喜んだことがあれば、文化祭の合唱コンクールで最優秀賞を取れず、涙を抑えながら悲しんだ思い出もある。そして最後に、悩んでいるときに友達が助けてくれてその優しさに感動したときもある。人生でたったの一回の中学一年生をこういう色々な経験をして濃厚な一年だと思った。そんな一年だったが、最初は僕はものすごく驚いた。それは小学六年生と中学一年生はたった一年しか違わないのに、大幅に環境が変わったということだ。新しい事だらけでそこにうまく対応しきれない自分がいたのである。変わった環境とは、例えばいきなり中学生になってから、大人っぽく行動し始めたということだ。例えば僕の中学校では、体育祭、文化祭や定期テストなどのイベントの後に、ある風習がある。友達同士で、打ち上げ会を開き、レストランや、遊園地に行ったりする。中学生になってから急激に増えた。それ以外にもっと自らを大人っぽく見せようと男子は自分の見栄えを良くしようと格好つけたり、女子は薄いメイクアップをつけるようになってきた。僕の目から見ると中学生になったから、もっと大人に近づこうとし、親にちょっと反抗したい年頃なのかもしれない。ただしそれを経て成長していくことは良い事だと思うし、誰もが経験する過程だと思う。理由を述べよう。
 それは中学生は、子どもから大人になるための道の真ん中であるからだ。いわゆる子供と言う小さい世界から卒業し、大人になるという試験を受けている最中と言う意味だ。例えば中学生の人たちは小学生のときに求めていたものよりさらに自らにとっての物事の価値が変わったりする。ゲームだの人形だの求めていたのに、中学生になってから、お金や携帯電話などの高価な物をねだるようになる。それは実際に証明されている。東海銀行と言う会社が千九百九十七年に子供が一ヶ月にもらえるお小遣いの量を調査した。結果幼稚園児のお小遣いの平均は五百七十二円、小学生のお小遣いの平均は千百九円、そして中学生のお小遣いの平均は二千八百二十二円である。このデーターにより中学生のほうがもっと高価な物や量の多いお金をねだっていることがわかる。中学生のときは物の扱い方を詳しく学べ、無駄遣いをあまりしないから親に許されているのではないかと思う。これが僕の理由だ。
 中学生になったから、もっと大人に近づこうとしていくことは、一方から見れば、良くない点もあるかもしれない。例えばお金をいっぱいねだり、ちょっといい気になって、物を買ったり、大人の悪い面を真似しようとしたりする。新しいことを求めようとすると、手っ取り早いのは、刺激のあるものから共感を覚え、その世界に浸る。まだまだ子どもを卒業したばかりの判断力の無い中学生だ。成長に悪影響を与えることには反対だ。
 中学生の人たちが大人に近づこうとすることを僕流に名言にまとめてみた。それは、
「蛇は正しい成長していけばいつか強い龍になる」である。蛇とは僕みたいな中学生のこと、龍とは立派な大人のことである。
 僕はこれからもっと大人に近づくだろう。それで近づくためになるべく悪影響を左右されずにもっともっとがんばって進んで生きたい。そして大事なことは経験をいっぱい積むことと感じることだと思う。今中学生としての自分がそう歩むべきだと信じているからだ。そして強い龍になりたいからだ。(笑) 


   講評   isimi

 とても内容の濃い作文です。この気持ちを忘れずに楽しい中学生活を送ってくださいね。


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