創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   創造   おねえ

 創造はあまりにも謎めいているので「天才」にだけできることとかたづけてしまいがちです。かんじんなのは、それまでほかの人がやらなかった組み合わせをこころみるか、こころみないかです。創造は人間にしかできませんから、創造こそ人間がやるにふさわしい仕事です。
 私はこの文章を読み、私はあまり創造をしたことがないなと思った。自分で試行錯誤しながら何かをやるという事は、なかなかしない。しようとしても、結局できなかったりあきらめたりしてしまう。しかし、学習面で、何度かしたことがある。それは学校の新聞作りの時だ。私のクラスでは、社会科で新聞作りをする。新聞作りでは、まず、レイアウトを考える。どうしたら枠内に収まるのか、どうしたら見易いのかを考えて、それから書く。みんなが見たくなるような小見出しを考えて、写真も取り入れてと、様々なことをする。小見出しは「?」マークや「!」マークを取り入れることもある。私はレイアウトを考える時に、大抵は下に行くほどくわしいことを書いて、図や地図、絵などに説明だけを書くコーナーなども、作る。一人で考えて書くのは、大変だけれどまるで工作でもしているかのように楽しい。試行錯誤をしながらするのは、意外と面白い。
 母にも、試行錯誤、創造をしたことがあるか聞いてみた。母は今、婦人会の総会のイベント係をしていて、企画をしている。まず、自分で原案を作り、それを元にメンバーに意見を出してもらう。そういうことをくり返して、どんどん練り上げていく。母はこの作業が好きで、母にとっては楽しいらしい。ごちゃごちゃしていた案がだんだんすっきりまとまっていくのが気持ち良いそうだ。私も、結構そういう作業が好きなのだが、書く内容を調べるのは嫌だと思うことが多い。調べることも好きならば、進んでどんどすると思うが。好きなことをしないのはなんだかもったいない気がするから、これからは進んでやってみたい。
 私は今回、自分はあまり試行錯誤をしたことがないが、創造してやってみるのはやり遂げた時に達成感があり、失敗をくり返して最後に成功するともっと気持ち良いということが分かった。「失敗は成功の元」ということわざもあるから、失敗してもめげずに、成功させるため、いろいろなやり方をしてみよう。そうしたら、何か自分で発見できるかもしれない。成功した時はうれしいし、気持ち良いだろう。これからも、自分で創造をしていって、何かをやり遂げられるように、がんばりたいと思う。

   講評   hoemi

 創造という言葉はとかく敬遠されがちなイメージがあるけれど、グルミンさんがいうように試行錯誤を繰り返しながら創り上げた時の喜びは計り知れないくらい大きいよね。似た話を充実させて書けていたよ。
【構成】 創造とは何かを軸に三文ぬきがきができたね。
【題材】 新聞作りにしてもイベントの企画にしても、ゼロから何かを築き上げるのは根気も必要だし、ある程度の情熱も必要だよね。試行錯誤を重ねるほどに達成感や喜びも比例して大きくなることがよく分かるよ。
【表現】 新聞作りを嬉々としてやっているグルミンさんが目に浮かぶようなたとえで上手ですよ。ことわざもしっかり引用できました。
【主題】 あまり難しく考えず、身近なものから「創造」することを始めてみよう。創造の醍醐味を感じられるようになったら最高だよね! 1〜3段落目までの内容を受けてしっかりまとめられました。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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