創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日3224 今日777 合計56337
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   狂気とは(清書)   くろーばー

 人は、狂気と冷静さの両方を兼ね備えている。冷静すぎる人も、狂気が持続している人も、どちらも付き合いたいと思えるようなタイプではない。冷静すぎる人と一緒にいると飽きてしまう。狂気なくして人は生きることすら出来ないのかもしれない。私は、時には人間も狂気が必要だと思う。
 第一の理由は、この世で狂気と呼ばれる『集中力』がなければ何かを成し遂げることは出来ないからだ。例えばあの有名なエジソンは、電球を発明する時に約六千種もの繊維を試し、ようやく日本の竹を灰化させたものが一番適していると言うことを発見したのだ。六千種という莫大な数を想像できるだろうか?私には到底無理だと思う。エジソンはよほど電球のフィラメントを作り上げ、完成させたい、という狂気が強かったのだろう(私もそのくらいの狂気と呼ばれる集中力さえあれば・・笑)。様々な試合やコンクール・コンテストなどで優勝する人は人一倍勝ちたいという気持ち、すなわち『狂気』がたずさわっていた人なのかもしれない。目標に向かってひたすら努力し続けることも一種の狂気だという事だ。
 第二の理由は、毎日が平凡で単調に過ぎていってしまうと退屈してしまうからだ。私はそういうタイプではないのだが、明らかに『君、冷静すぎでしょ』と突っ込みたくなるようなクールな人と会う。何と言うか、普通にクラスメイトにウケることを言ってもしらっとして、まるで『それが何か?』というような態度をとっている人。まぁそういうクールな人を良いとは思うが、反応が単調すぎてだんだんと飽きる。言ってる本人はどうも感じてないのかもしれないが、時には全然その人らしくないとぼけを入れてみたり、などの一種の狂気を発動させて欲しいのだ。毎日毎日、同じ時間に起きて同じような類のものを食べ、同じところへ行き、同じ事をして帰ってきて、同じように床に入る。そんな生活が続いていたら一ヶ月もたたないうちに飽きてしまう。そこで『狂気』というものが現れるのだ。例えば今日はいつもより三、四時間早い時間に起きて朝焼けを見て、ついでにラジオ体操までして気持ち良い朝を迎えようかな、とか時には昼の1時まで寝て、その後のんびり過ごそうかな、とか様々なとんでも無い発想が生まれて来る。そうするとすでに単調な日々を変えたいという意識があることになり、同じような日々では飽きてしまうのだ。他にも、データ実例にある十代女性のストレス解消法の第一位はカラオケだ。これは、カラオケの様に日常生活では大声で熱唱することも少ないが、こういう『ストレスを解消したい!!』などの欲望が生まれると好きな歌を熱唱したい、という狂気が発生するのだと思う。
 確かに場合によっては冷静沈着な考えも必要だと思う。冷静な判断こそが決めて、と言う場面もあるはずだ。だがしかし、悪いことそのものがあるのではない。時と場合によって悪いことがあるのである、という名言があるように狂気が悪い、冷静一番ではなく狂気も必要性が高まっているのだ。私はこれから、尋常とほど良い狂気を兼ね備えた人間になれるよう努力していきたい。

   講評   kirara

 きっちりと完成させることができましたね。
 4月から新学期。新しい教材が届いたら、目を通しておいてください。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)