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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   天才と狂気   ジダン

 ロンブローゾは、天才と狂人との差は紙一重と言っているが、天才とは『狂気』が持続しない狂人かもしれないし、狂人とは『狂気』が持続している天才かもしれない。しかし、人間というものは『狂気』なしには居られぬ。そうでないと、正気に飽きて憂鬱になったり倦怠を催したりする。しかし、人間のエネルギーは制限されている為、狂気は永続しない。人間が平和や安静とか正気とか読んで、一応好ましいものとしているのに、この好ましいもの少し長く続くと、また『狂気』が起こる。狂気は偉大な仕事を完成するといわれている。しかし筆者はそう思わない。何故かというと、『狂気』によってなされた事業は必ず荒廃と犠牲を伴うからである。容易に陥りやすい『狂気』を避けねばならないし、他人を『狂気』に導くようなことも避けねばならない。しかし私は狂気は人生に必要だと思う。
 第一の理由は、狂気は偉大な仕事を完成させるからである。歴史の中での発明などは、発明者による狂気がなければ出来なかっただろう。例えば、エジソンの電球の発明。エジソンは一番長持ちするフィラメントで使われる植物を六千種も探していたのである。エジソン以外このような狂気とやる気が必要である作業を行おうと思った人は誰もいなかっただろう。しかし、エジソンは時間をかけてやる気を持ってフィラメントの植物を見つけたのである。結局、この天才の多大な努力と狂気のおかげで、私たちは電気を使って今生きているのである。
 エジソンの他にも狂気を発明する為の決め手として使う天才はいる。例えばソビエト連邦とアメリカ合衆国とが冷戦状態の頃、それぞれの政府は宇宙開発争いに勝つ為、いろいろな天才にロケットなど造るように命じた。しかしこれは、ほとんどの人にとっては現実的ではなかった。それでも、科学者は彼らの国に仕える為、犠牲者を出すまで、最後の一息までも狂気を持ちながら、夢をかなえたのである。例えば月への到着や、宇宙で地球一周回りを実現した。
 第二の理由は、狂気はストレスのよい解除法だからである。例えば、サラリーマンはきちんと仕事している。上司のプレッシャーなどによるストレスを忘れる為には、酒を何杯も飲むことが一番なのであろう。ユニカによる四十代男性のスオレス解消法のデータによると、お酒は一位を取っている。四十代の男性は働いている。だから、お酒はストレスを忘れる為の一番の薬である。つまり、エネルギーを限界まで使えば、ストレスは解除される。また、エジソンのように、狂気、努力とやる気を組み合わせて仕事をすれば、上司からのプレッシャーが無くなるだろう。
 確かに、お酒による狂態が大きすぎれば、事故などに遭い、犠牲になるかもしれない。狂気も同じである。だからこそ、狂気はいらない、冷静な理性が必要せある。しかし、『霊感1%、努力99%』と狂人のエジソンが言ったように、狂気を努力とやる気を組み合わせれば、もちろん失敗することもあるが、絶対に偉大な発見をすることができるだろう。

   講評   kako

 こんにちは、ジダン君。今月はあまり書けなかったけれど、忙しい時間をやりくりして、一つでも書けてよかったと思っています。頑張りましたね。来月から新学期になります。学校もチェロのレッスンも大変だと思いますが、時間を決めて書いていくとよいとおもいます。1時間なら1時間の中で書いてみる。最初はなかなか仕上がらないと思いますが、練習していけば必ずできるようになると思います。決してあきらめないこと、これが秘訣です。来月も一緒に頑張っていきましょう!

     

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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