創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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遠慮はいけない おほと
日本のある会社が香港で現地の人間を採用しようと求人広告を出したという。すると瞬く間に、「我こそは日本語が達者である」と胸を張ってたくさんの香港人が押しかけた。この話を聞いたとき、私は「香港の人はすごい」と感心したものだ。もし日本人が、「あなたは英語が話せますか」と問われたら、たいがい「すこしだけ」が「はい、話せます」に変わるまでには長い道のりあってよほど流暢に、アメリカ人もびっくりするほどペラリペラリとしゃべれない限り、「はなせます」とはとうてい答えられない。日本人はもっと自己アピールをしていくべきだと思う。
第一の理由は、自分で自分をアピールしないと相手に自分のことを分かってもらえないからである。私は前、英語の先生に、「Do you speak English ?」と聞かれたが「No」といった。そうしたら、先生にツッコまれた。なるほどと自分で思った。なぜかというと、私はてっきり全部話せるのかなと言っていたと勝手に解釈してしまった。確かに、初めて会う先生に「英語が話せますか?」と言うことは少ない。けど、自分がその言葉をいう時は、「はっきり言ってすこししか喋れません」と答えたほうが相手も納得するし、自分も安心するからである。
第二の理由は、自分自身が成長しないからである。いつも自分の事をアピールしなければ人からの信頼も消えてくるし、自分のことを何も分かってくれなくなってしまう。データによると30代では、仕事の目的を収入と答えた人の割合が75%となっている。もっと自分をアピールし自分の能力を生かす事の出来る仕事が見つけられるようにアピールをたくさんしていくのが一番である。
確かに、たまには遠慮する事が得かも知れないが、自分をアピールした方が自分にとっては生きがいの仕事を探して面接の時に中途半端な言葉を使わずはっきり言った方が良いと私は思う。
講評 nane
要約が簡潔に書けた。
Do You speak Englishの例は、ぴったり。日本人は、つい謙虚に「できません」と言うけど、それは国際社会ではあまり認められない。むしろ、あまりできないことで「できます」とアピールすることが多い。
第三段落で、仕事の目的が収入というデータをよく結びつけた。社会に出ると、ますます自分をアピールすることが重要になってくる。この長文をよく覚えておこう。
結びの意見もこれでOK。でも、文がちょっとねじれているかな。あとで読み返しておこう。
この意見の部分も長くしていくといいから、「例えば」のような言葉を入れて、もう一つ実例を書いていこう。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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