創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日1875 今日2301 合計49865
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   なぜ? Why?   PINPA

近年考える力をなくしてきた私たち。人の言うことを鵜呑みにし自分の意見を考えず伝えられない私たち。人に自分の意思を伝えられず心のうちでおぼれている私たち。このような現状から抜け出すにはただひとつ。自分の意思を持ち、一つ一つの物事に対して「なぜ○○はこうなるのだろう?」と疑問を抱くことである。私たちはもっと物事に疑問を持つべきなのではないか。
 その第一の方法としては広い視野を持ち、常識を捨てることだ。
 先日私は、ある興味深い話を知人から聞いた。独身一人暮らしの彼は職場の近くのスーパーにいつも帰りに寄るそうだ。最近そのスーパーが改装したがお店はほとんど彼いわく変わっていない。そこで彼は「なぜスーパーの商品配置は変わらないのだろう?」と疑問を持ち考えたそうだ。そして何回か考えながら買い物をしているうちに分かったこと。それは住宅地に近い入り口の方には野菜、肉、魚とそのルートをたどれば料理が順番に出来るように配置してあり、反対に通勤通学帰りの人が使う駅に近い方の入り口にはお惣菜やインスタントがあるそうだ。
 このようにただ店内改装を受け止めるのではなく、なぜだろう?と考えることによって新しい視点でスーパーという日常を見ることが出来るのだ。
 第二の方法としては現代社会の教育根本「暗記が全て」ということをなくすことだ。例えば歴史。よく大人でも「社会は暗記科目ですからね。」という人がいる。確かに年号と出来事だけを順々に覚えていけば、その場しのぎでテストの点をとることは出来るかもしれない。しかしAという出来事があったからBという出来事が起こったというように歴史の事件は前後に必ずつながっているのだ。それが分かれば社会嫌いの子どもだって減るし、社会全体に興味を持つことが出来るだろう。
 確かに人の主張や助言を何でもかんでも頑固に反論せず、素直に受け止めることも大切である。しかし相手の意見へ疑問を持つことは一見相手にとっては困り、マイナスのように思えるが、他人から率直な意見をもらえることは自分自身のプラスにつながるのだ。本当の相手への思いやりとは黙ることではなく伝えることなのだ。(自作名言)
 頭にはてなの考えを持ち、物事に取り組むことにより私たちは賢い人類として生きなければならない。その頭の体操、つまりそれが疑問を持つことなのだ。

   講評   hota

 今学期、PINPAさんの課題は、●「当為の主題」と●「自作名言」が新しく項目として入ってきました。また、制限時間が75分と、中学のときよりは少し短くなりましたね。でも、実力のあるPINPAさんなら、楽勝でしょう。それを裏づけるように、今回、新しい課題でも満点の作文が書けましたね。

 実例は、今学期は「体験実例」のみが必須の項目になっていますが、方法の2の方には、できれば「社会実例」が入るといいね。または前学期にやっていた「伝記実例」や、その他にも「歴史実例」や「データ実例」など、いろいろ変化に富んだ実例を挙げてみよう。

 初めて作った自作名言もいいですね。さすが。

★次週から、別の先生に担当を交代してもらうことになりました。本当にすみません。高校生の課題は長文が少し難しくなりますが、ベテランの先生が担当してくれますので、何でも質問して、今までどおりにいい作文を書いていってくださいね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)