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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   思い出に残る先生   まりりん

 「えー?うそでしょー。○○先生がいくわけないじゃん!」
「ほんとなんだってば!」
「えー!なんでー?」(書き出しの工夫)
私はいま、5年生の始業式のまっさいちゅうです。校長先生が
「○○先生はOO小学校に行きました。」
と言ったので思わず叫んでしまったのです。○○先生は3年生の時の担任の先生で、怖いイメージがすごく残っています。でも私も、もと3年生1組のクラスのみんなも、○○先生のことが大好きです。だから校長先生からそれを聞いた時、泣きそうなくらい悲しくなりました。
 ○○先生のことで思い出すのはとくに給食のことです。私は2年生の時、給食があまり食べられなくていつも半分残していました。3年生の時も半分残そうと思っていたら、○○先生が、
「給食は全部食べるんだよ。」
と言ったので「え?そうしたら私の嫌いな貝類やフルーツなど嫌いなものを全部食べなきゃいけないの?」と思いました。私は今まで半分残してきたので心の中では「そんなの絶対ムリ!」と思っていました。でもちゃんと全部食べないと5時間目まで食べさせられると言われたので、こわいとおもいながらきらいなものは鼻をつまんで食べて後は普通に食べて全部食べられました。でもそのとき私は食べるのがやっとやっとで休み時間まで食べていました。だから「○○先生ってどんな先生なんだろ。ちょーイヤじゃない?新しく入ってきたのにさ。」などとまるで友達の悪口を言っているように思っていました。(まるで)でも○○先生のそのきびしさのおかげで私はしばらくして給食が全部食べられるようになりました。跳び箱も前までは2段もとべなかったので先生はできないのね。と流していましたが、○○先生は他の子には順番にたくさんとばせてとべないこには順番に1人1人教えてくれました。
「このときは、手をもっと前の方に出して高くとぶんだよ。ここでは止まっちゃダメ!こわがらずにいってごらん。」
などとたくさんアドバイスをもらって、何とかとべました。いまでは横で6だん、たてで5だんもとべます。など○○先生のおかげでできたことがほかにもたくさんあります。それに○○先生は私に「まりりんさんはがんばりやさんだからがんばりすぎないようにね。」と言わなかったけどそういうほめことばをくれたのでその時は嬉しくてにやっと笑っていました。(体験実例)
 お母さんにもすごくこころに残る先生がいるそうです。それは私と同じで3年生の時の先生で○○先生と言う先生だそうです。○○先生は
「本をたくさん読みなさい。算数や国語の教科書は後で一緒にやるからさきにやってていいよ。とみんな同じではなくできることはやらせてくれる先生だったそうです。お母さんは、きょうそうが大好きで負けず嫌いだったので、そのときたくさん勉強するようになったそうです。卒業する時には
「○○さんは頑張りやさんだから中学でもがんばりなさいよ。」
とほめてくれて「よし。がんばろう。」という気持ちになったそうです。
 私は○○先生が他の学校に行ってしまってとても残念だったけれども○○先生が教えてくれたことはいつまでも心に残るので、忘れないようにしないといけないなということがわかりました。○○先生が教えてくれた事はずーっと忘れないようにしようと思います。(わかったこと)

   講評   kira

 まりりんちゃん、こんにちは。心に残る先生は、やはりきびしい先生ですね。
● 書き出しの工夫
 いつも見守ってくれると思っていた先生の、とつぜんの転任はショックでしたね。
● 前の話聞いた話
 きびしい先生は、いろんなことにチャレンジさせてくれたようです。好ききらいがなくなったり、跳び箱がとべるようになったり、うれしいことがいっぱいでしたね。そうして、ほめてもらった言葉は忘れられないでしょう。
 お母さんにも、ちょうど同じような思い出がありました。親子で「負けず嫌い」と「頑張りやさん」がそっくりだね。
● たとえ● ダジャレ
 「まるで友達の悪口を言っているように」と、最初は反発していたんだね。先生の真心はあとになってじんわりわかってきましたね。
● わかったこと
 「○○先生が教えてくれた事はずーっと忘れないようにしようと思います」とわかりました。ここで「教えてくれたこと」を少しまとめて書いておくとさらにいいね。「どんなこともあきらめずチャレンジすること」を教えてくれたような気がしますね。


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