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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   矛盾   かうさ

 私は、矛盾は、矛盾で良いものだと思う。矛盾が悪いものと決め付けている人がいるが、そうでもない。理由は二つある。
 一つ目は、矛盾をしているから、新たな発見がありうるからだ。反比例でyかxがゼロになることは、ないが、もしも、ゼロになったらと考えるのも、矛盾だが実際にそのような考え方から、ブラックホールの存在が考えられて、さらにビックバン説まで行きついたのだ。それは、物質間に働く万有引力は、距離をx、引き合う力をyとして、万有引力定数をaとすると、y=x自乗分のaの式になることから、この場合yかxがゼロになることは事実上ないが、限りなくゼロに近い場合に反対の数は、限りなく大きい。このことにきがつけたのは、矛盾を実際に試してみたからである。
 もう一つの理由は、矛盾は、独特の雰囲気というものをかもしだしてくれるような気がするからだ。私はよく、合唱の指揮をするが、声を小さくするときにあえて、大きく指揮を振ることがある。それは、小さな声でも、イメージを膨らませて、堂々と歌ってもらうためにしている。この場合だとあまり矛盾とは、言えないがそれをよく矛盾していると指摘されたりするが、そこで言い返す言葉は、「顔の表情も見て歌ってみろ」です。ときどき「目が悪いから見えない」と言い返してくるる奴もいるが・・(笑)その気持ちよく分かります・・。まぁ矛盾をうまく使うことで、合唱がちょっとよくなったりするのである。
 確かに矛盾をしていてよいことばかりではなく、悪いことのほうが多いこともあるが、よい事が存在すると、必然的に悪いことができてしまう。「一人の敵も持たないものは、一人の友も持たない」という名言がある。逆にいえば、よい事があれば悪いこともあるということである。できるだけ良いことばかりにするために、矛盾をうまく使いこなすことである。時と場合によって、つかったほうがよいときと悪いときがあるのなら、時と場合によって使い分ければいいだけである。

   講評   miri

 日常的に使う矛盾と言う言葉は、あまりよくないイメージがありますが、この長文によってそれも払拭されそうですね。
 理由の説明として入れた体験実例は両方ともたいへん説得力のあるものですね。特に指揮の話にはうなりました。 
 最後の段落、今回はぴったりな名言をうまく使えました。よく考えてかかれています。
    

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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