国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2346 今日727 合計50637
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   時間との関係   いへゆ

 人びとが時間に追われるようになった。昔の人びとは太陽や星の運行にともなって時が過ぎゆくことを実感した。しかし、時間によって自らの行動を律しようとは思わなかった。しかし、時計を所持するようになると、時間を気にするようになる。そして、時間への関心は、時間の能率的、効率的な使い方に向かっている。能率的、効率的でない時間の使い方のできるチャンスをいかにして確保するかが、私を含めて多くの日本人の課題だ。
 時間にしばられないための方法は第一に計画をたてないことだ。たとえば、休みの日にのんびり過ごすことだ。やりたいことをあらかじめ決めて、計画をたてるのではなく、朝、目が覚めたら起きる。おなかがすいたら食べる。体を動かしたいからストレッチする。このように、そのときの気分でやりたいことをやっていったら、自然と時間を気にせずに過ごすことができると思う。でも実際には、朝は目が覚めても限界まで寝ているし、ためてたテレビはちゃんと見るし、夕方になったら明日の学校の用意とテスト勉強をしなければいけない。だから、時間を気にせずに過ごすためには、ある程度、休みが続いていないと出来ないから、夏休みや冬休みのようなときにやればいいと思う。
 第二の方法として、よくばりすぎないことだ。今日は服を買いに行きたいし、カラオケも行きたいし、テレビも見たいし・・・というように、やりたいことがたくさんある。そうすると、することがたくさんありすぎて、あせってしまう。そうすると、急ぎすぎて、どれも中途半端でおわってしまう。そうするよりも、一つに熱中するほうが楽しいと思う。これはテストについても同じだと思う。覚えるところがたくさんあるテストだと、ついつい全部覚えようとしてあせってしまう。でも、そういうやり方は、あせるから全部ぼんやりして覚えていない場合がおおい。そういう覚え方をするよりも、テストにでそうなポイントだけをしっかり覚えるほうが、点数につながると思う。
 たしかに、時間を気にしながら行動するのは大切だ。朝の電車に乗り遅れてはいけないし、テストにも時間制限がある。しかし、「人が旅行するのは、到着するためではなく旅行するためである。」という言葉があるように、私は目的を果たすためにかかる時間を大切にしたい。

   講評   huzi

 字数が伸びましたね。ふだん、時間とうまく付き合うために工夫をしているから、共感を持ちやすい課題だったかな。能率的・効率的「でない」時間をどうやって過ごすか。簡単そうで難しいですね。効率よく生きることがよいことだとされる社会では、とくに。
  「計画を立てない」やってみたいですね。書いた表にはしなくても、いつも心の中で、午前中はこれとあれをして、午後からはどこに行って何をして……と、計画を練るのが当然になっています。休みのときですら、そうなのです。やりたいことを気の向くままにやってみる、そんな過ごし方をしてみたいね。
 それは、第二の【方法】とも密接につながってくるね。結局、計画をたててしまうのは、あれこれよくばっているから。一つのことに熱中して時間を忘れる体験のほうが、自分の中に残るものも大きいですね。
 「人が旅行するのは」は、大きな視野からの【名言】です。人生という旅行の道中を、楽しみたいものです。むやみに到着点に急ぐような生き方はしたくないですね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)