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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   矛盾   хЯIИх

 いつから世の中が矛盾を恐れるようになったのか知らないが、頭から悪いものと決めてかかっている人が多い。どうも、矛盾には、良いものと悪いものがあって、嫌われる、いわゆる矛盾は、良いものを除外して考えているようである。論理が前提としているのは、同一次元での一貫性のある連続である。しかし、このように戦々恐々として一筋を守らなくては乱れてしまうのであるとしたら、いわゆる論理とは何と貧寒なものだろう。
 僕は、矛盾が良いものだと考える。<<主題>>
 第一の理由、ここでは絶対必要なものである。その、矛盾を必要としているのは、分数だ。<<構成>>
 分数は、例えば、二分の一とか、十分の一とか、そういう数のことである。これらの数は、例えば二分の一だったら、1÷2=0.5のように、割り切ることができる。しかしこんな数字だと、どうだろう。
三分の一=1÷3=0.3333333333・・・・と、割り切ることができない。二分の一のように、割り切ることのできる数字と同じように、ごくごく自然にそこにある三分の一。しかし、このような数字は、特殊に分類されるわけではない。(少なくともその分類の仕方を、僕は知らない)割り切れない数字なのに、きっかりと割られた状態でそこに存在しているのだ。まさに、矛盾である。以前調査してみたが、それに気が付かない人が身の周りにごろごろといた。五人に四.九人は気づいていなかった。<<題材>>しかし、この気付きにくい矛盾が存在するが故に計算ができるのだ。それが成り立つのも、矛盾がる御蔭なのだ。その意味で、矛盾は必要なのだ。
 確かに、矛盾が無いほうがいい事もある。<<主題>>しかし、悪いことそのものがあるのではない。時と場合によって悪いことがあるのである<<表現>>、という名言もあるように、矛盾は必要だ。<<主題>>

   講評   takeko

ええー、すごい!本来矛盾があってはいけないはずの数学に矛盾を見つけたのですね!хЯIИхくん、もしかして天才?!しかし、私が知らないだけで、現代の高等数学には、こうした矛盾が数多くあり、その解法を見つけるためにみな研究しているのかもしれませんね。今関東では深夜に、ビートたけしさんが東大の理数系現役女子学生さんと高等数学を解く対決をする番組があるのです。たとえば名前だけでも「フラクタル」「ガウス平面」など、知らなかった世界が開けて楽しみに見ています。で、意外にもたけしさんが、これらの数学に強いのですよ!時々、東大生にも勝ったりしています。「第二の理由」は見つかりませんでしたか?長文の主題にもあるように、芸術とからめてもよかったですね。「人間の生き方そのものが矛盾だらけである。しかしそれを否定しないで、認めるところに素晴らしい芸術作品も生れる」くらいに簡単にとどめてよいので。矛盾の全否定は、人間性の否定でもあるのです。もちろん、規律や論理を守らなければ、世界は無秩序に陥ってしまい、平和な生活はむずかしくなる場合もありますが、矛盾をあくまでも否定する態度を考え直してみよう、というのが長文の主旨ですね。

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