低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
未来を喜ばせる ゆっぴ
「中学生なんだからもっと勉強しなさい!!」
わたしの母はよくこのように私に言う。そしてわたしが勉強していると母は喜んでくれる。わたしはなぜ勉強をしなくてはならないかを考えてみることにした。
中学校生活が始まってわたしは小学校のときよりも勉強が一段と難しくなったことを感じた。例えば数学の授業だと、一番最初の数学の授業はとても簡単だったけれど、最近は最初のときよりもだいぶ難しくなってきていると思う。わたしの姉は中学3年生だが、わたしの姉がやっている数学の問題集をのぞいてみると、わけの分からないyとかxとかの計算がのっている。高校生のいとこの問題集を見せてもらうとこれは本当に人間が計算するものなのかと思ってしまうほど難しそうな計算がのっている。時々私はそれを見て、ほんとにわたしもやっていけるのかなぁと心配になることがある。
数学のほかにも難しくなってきた教科がたくさんある。全部の教科に共通しているのが、小学校のときよりも勉強していくテンポが速くなってきている。理科ではすぐに実験をして確かめ、各自家でまとめてきたら次の実験に移る。社会は都道府県名と県庁所在地名の場所を覚えてくるのを3日でして来なくてはいけない。そして国語では一週間に一回漢字テストがあってその漢字テストは国語の成績の約20㌫にかかわっていて、間違えてはいけない漢字テストをしたりしている。このように中学ではたくさんの勉強を各自でやったりしなくてはならなかったり、早く覚えなくてはならなかったりするのだ。
このような勉強をなぜするのか、それは母を喜ばせるためではない。自分の未来に今までの勉強が役立つためにするのだ。例えば数学や算数なら何かを買うときやお金を節約しなくてはならないときに役立つ。国語なら、本を読んで勉強するときや人と話すときなどに役立つ。いろんな勉強の課題があるが、それにはそれぞれ一つ一つ未来に役立つものが入っているのだと思う。これからは、他の誰かを喜ばせるために勉強をするのではなく、自分の未来を喜ばせるために勉強を一生懸命やって行きたいと思う。
講評 inoko
ゆっぴさん、こんにちは。
中学生になって一ヶ月。小学生のときとは、生活がだいぶ変化したことでしょう。ゆっぴさんが書いているように、勉強もずいぶん難しくなりましたね。勉強の内容も質も、小学生のときのままでは十分でないことがだんだんにわかってきたところだと思います。なぜ勉強をするのか。他の誰のためでもなく、自分のための勉強であることを認識しているゆっぴさんは、きっと中身の濃い勉強をすることができるでしょう。人間が本来持っている知的好奇心や向上心を十分に生かし、実のある勉強を続けていきたいですね。
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