国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   言語   タラちゃん

 島国言語の特色のひとつは、相手に対する思いやりが行き届いていること、話の通事がたいへんよいということである。である。島国言語というのは極端な言い方をすると、家族同士んの会話を社会全体でもやってるようなことで、当然、冗語性(言葉の中に含まれる必要な蛇足のこと)はすくなくてよい。大陸言語の社会では冗語性をあまりすくなくすると、ごく親密な関係の人との間ならともかく、相手に誤解されたり、了解不能を訴えられたりするから、丁寧な表現をしなくてはならない。このようなことについて二つの意見がある。
 まず、島国言語は相手に対する思いやりが前提となっていて、短い言葉でも通じ合えるという良さがあるという意見だ。僕は部活動は野球部をやっているが、野球をやっていたり、詳しい人ならわかる、短い言葉がある。よく練習や試合に使う。例えば、「カット」、「一本」などである。野球のことに詳しくない人はいっけんどういう意味だというふうになるかもしれない。しかし詳しい人では、まず「カット」とはどういう場面において使われるかというようなこともわかる。このように野球に詳しいという前提から、短い言葉でも通じ、練習や試合に利用できるのである。
 しかし、正しい意思疎通をするためには大陸言語の方が適しているという意見もある。例えば新聞の記事。様々な記事が毎日読めるわけだが、最近、環境関係の話が多い気がする。温暖化のことも含め、地震などの災害のことについてもだ。そこでよく見かけるのが「数字」だ。例えば死者の数(不吉(笑))だとか上昇温度などだ。なぜ数字が頻繁に使われるかというと、具体性があり、わかりやすいからだ。死者の数でいうと、「多数」よりも「100人」のほうが読んでいる人にとってわかりやすい。
 確かに、島国言語、大陸言語にはそれぞれ良さがある。しかし一番大切なことは、例えば島国言語は友だちや家族内に対して使う、また大陸言語なら、知らない人の前、主に外で使うように、場面と状況において使い分けることが大事だ。「できあがった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態に合わせて規則を変えていくが、真に規則を生かす道である」。 島国言語で何とか通そうとするよりも、時と場合に応じて上手く使っていけば、真に言語を使えるようになったと言えるのだ。

   講評   hira

 島国言語、大陸言語の特徴、メリット、デメリットを把握した上で、四段落目の総合化の主題へ上手くまとめられました。「真に言語を使えるようになったと言えるのだ」の一文は見事です。場に合わせてコミュニケーションの手段を取捨選択していくことが大切なのでしょうね。
 中学生という立場ではなかなか外国に行ったり(あれ、行ってましたね笑)、大陸言語に触れる機会が少ないので、実例も難しいところですが、自分の目線からよく社会実例を導き出せています。作文の勉強はいろいろな目的がありますが、一つはものを考える枠組みを知るということだと思います。今回の場合は、島国言語と大陸言語の枠組みを得られたと言うことですね。これからの経験や見聞の中で自分なりの考えを深めていって下さい。期待しています!


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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