国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   収集のロマン   マッチー

 「あーあ、しょぼいカードばっかりや。でも一枚いいカードがあった。」(書き出しの工夫)
 ぼくは三年生の頃「デュエルマスターズ」というカードゲームに夢中になっていた。当時同級生の間で流行っていたのでよく遊んだものだ。五枚入りのカードを買うのだが、なかなかいいカードがでなかった。けれどデュエルのカードを持っている友達と遊ぶのがとても楽しかった。そしてその友達に勝つのがとても楽しかった。カードのパックを買ってレアカードが出たときはもう最高にうれしかった。スーパーレアカードには十字架の中心に穴があいたようなマークがカードの隅に書かれている。そしてカードに書かれている絵はキラキラと光っていてとてもきれいだ。それらのカードを最高で約300枚くらい集めていた。でもそのブームはまるで風が吹くように過ぎ去ってしまい五年生になった頃にはまるで熱がさめたようにやめてしまった。(体験実例)(たとえ)
 ぼくのお父さんは子供の頃、記念硬貨を集めていたそうだ。お父さんの集めた記念硬貨で最初に手に入れたのは沖縄博覧会のときの100円の記念硬貨だったそうだ。そのときは大切に保管していたらしい。他にも昭和三十三年以前の縁にギザギザが入った通称ギザジュウも集めたそうだ。その中でも昭和二十九年のものが一番貴重なものだったらしい。
 昔のマッチ箱や古い看板、ブリキのおもちゃなどを集めている人のことをテレビでみたことがある。とても印象に残ったのがみんな自分のコレクションを広げるととても楽しそうにながめていたことだ。「コレいいでション」とでもいわんばかりに。(ユーモア表現)
 たで食う虫も好き好きというが、人それぞれ集めているものは違うがその人らしさがでていてとても楽しい。
 人間にとって物を集めるということは一種のロマンであって楽しみであることがわかった。(一般化の主題)

   講評   yama

 こんにちは。今回は「ロマン」という大人っぽい言葉を使って、集めることの楽しさについて書いてくれました。夢中になっている時の気持ちや冷めてしまったときの気持ちなど、とてもよく表現できていましたよ!

<書き出しの工夫>手に入れたパックを開けた時の第一声かな?先生の息子もよく同じようなことを言っています(笑)何が出るのか分からないからこその楽しみがあるのでしょうね。
<体験実例>自分が凝ったことのあるカードゲームについて、ていねいに説明ができています。どのようにはまっていたのかがよく伝わってきますよ。またお父さんから聞いた話も入って作文に幅がでました。ギザジュウ集めは一時はやりましたよね!
<たとえ>「まるで風が吹くように過ぎ去ってしまい」「まるで熱がさめたようにやめてしまった」どちらもうまいたとえですが、一つの文の中に二つもたとえが入ると少し重くなってしまいますね。どちらかだけにするか「まるで」を省くとすっきりしますよ!
<ユーモア表現>コレクションを広げる人たちの心の中を「コレいいでション」と想像してくれましたね。言いたいこともよく分かるし、楽しい文になっています。
<一般化の主題>人間にとって物を集めるということは一種のロマンであって楽しみであるとまとめてくれました。確かに理屈ではない部分があるでしょうね。ロマンを追い求めるのも素敵なことです。マッチー君は、今度はどんなものを集めるのかな?

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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