国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   島国言語と大陸言語   まーたん

島国言語の特色のひとつは、相手に対する思いやりが行き届いている事である。もうひとつの特質は、話の通じが大変良いと言う事である。通人同士のコミュニケイションだ。その典型は家族間の会話である。通人動詞だから、省略の多い、要点のみをおさえた言葉のやり取りをしていて、おたがいに理解しあっている。また、大陸言語は、冗語性を余り少なくするのは良くない。それは相手に誤解されたり、了解不能を訴えられたりするからだ。そのため、丁寧な表現をしなくてはならない。そうすると、正しく意思疎通ができるのだ。
 島国言語のように相手に対する思いやりが前提となっているようなコミュニケイションのとり方は良いと思う。なんでもすぐ分かり合える会話は心が温まると思う。初対面の人や親しくない人との会話に比べて、家族間の会話は確かに省略が多いだろう。ここで、私の体験談??を書いてみよう。家族間で昼食に何を食べるか?という話題になった事はどの家庭にもあるであろう。私もこの、生きている13年間の中で何回もこの話題になった事はある。私の家庭での会話はこのような感じだ。
「今日のお昼何食べたい??(母)」
「んースパゲッティーかなあ!!(私)」
それに対して余り親しくない人との会話はこのような感じ。
「今日のお昼何が食べたいですか?(相手)」
「私はスパゲッティーが良いと思いますけど、あなたはどうですか?(私)」
言葉からも分かるように家族間と、親しくない人との会話での言葉の温かさは、まったく違う。身内との会話に比べて、他人との会話は言葉が柔らかくない。(複数の意見一)(体験実例)
 しかし反対に大陸言語のように説明をすることも大切である。初対面の人に何かを説明する時に省略が多ければ相手に誤解を招く事もあるだろう。国際社会において島国言語を使うと意志の疎通がうまくできないことがあるだろう。社会に出て家族間の会話の時と同じように話をしたら大変なことになる。外部からは、「何この人?頭おかしいんじゃないの?(笑い)」(ちょっと言い過ぎてしまった…)などと白々とした目で見られるだろう。このような事を避けるためにやはり大陸言語を大切にしたほうが良い。(複数の理由二)(ユーモア表現)
 確かに島国言語にも大陸言語にも、それぞれの良さがある。しかし一番大切な事は「トランプが生きているのは、それが実際のプレーに使われている時である。」という名言があるようにそれぞれの言語の特徴に合った使い方をして、その両方の特色を上手く使い分けて新しい時代のコミュニケーションのとりかたが大事だと思う。家族間では、温かい会話が必要。国際社会間ではメリハリのある丁寧な言葉、大陸言語が必要だと思う。それぞれ必要な時に使い分けられる事が、良いのだ。(総合化の主題)(名言の引用)



   講評   kira

 まーたん、こんにちは。ふだん何気なく使っている私達の母国語である日本語は「島国言語」という特徴を持っているのですね。説明を重ねるのではなく、理解しあえる部分を肯定するもの、省略が多く、相手に委ねる思いやりのある言語です。
 しかし、それを改めて意識させられるのは、大陸言語のあり方と対照するときです。近年、ますます国際化が進み、日本の中にも文化やものの考え方の多様性が認めれるようになりました。また、近代化のスピードも速く、理解するためには正確な説明を要するようにもなりました。
 今の時代において、私たちはすでに「島国言語」と「大陸言語」の良さをうまく使い分けているのかもしれませんね。まーたんが挙げてくれた体験談は、それを物語っていました。公私を分けるように、言葉も活用したいですね。


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