国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   機械と人間   本因坊

 今のコンピューターは人間で言えば脳にあたる。しかし、コンピューターと人間ではどこが違うのか。それは、人間は進歩をするが、コンピューターはそれとは反対にどんどん衰えていくのである。(要約)
 機械と人間ではどんなことが違うのか。まず、機械の長所を考えてみよう。例えば、身近にある、自動販売機。町のあちこちで見かけることがあるだろう。赤い物、携帯電話で買える物、SuikaやPASMOで買える物、その他にもたくさんある。自動販売機の長所の例の第一に、値段が正確である、ということが挙げられるだろう。お金を入れてボタンを押す。ガランゴロンと音がして商品が出てくる。飲み物やタバコ。最近ではカロリーメイトの自動販売機も、時々見かけるようになった。こういう商品の値段がたったの1円もずれないのだ。第二に、夜中にも商品を売っている、ということだ。夜中に、ス—パーが閉まっていても、自動販売機のほとんどは、そのまま営業を続ける。すると、会社から帰ってきて、飲み物を飲みたくなった時に買うことが出来る。夜中に、家でのどがかわいて、飲み物が冷蔵庫の中に入っていなかった時にも、近くまで歩いただけで買える。(こんなことをしなくても、水道水を飲めばいいのだが……。)このように、機械の長所は、みんな人間では難しいことだ。
 今度は反対に、人間の長所を考えてみよう。八百屋のおやじなんか、今では見られなくなったけれども、スーパーよりも八百屋の方が確実に良い。どういうことなのかというと、八百屋のおやじは、自分で値段を決めているので、よく来てくれる客にサービスで大根を一本おまけしてあげることも出来る。そして、人間だと、「教頭が京都に今日登場!」(ダジャレ)などとダジャレをいうことも出来る。反対に、スーパーのことを考えてみると、かごの中にある品物を機会にかざして読み取らせ、料金の合計を出す。2000年の頃は、まだ最後は店員がお金をレジの機械の中から出したり入れたりしていた。ところが、今は、合計の金額を出し、客の出したお金を自動販売機のように入れてゆく。すると、計算されて、おつりが自動販売機のおつり口のような所から出てくる。この機械は、イト—ヨ—カド—などで見られる。これを見ていて僕は思ったのだが、これでは、色々なたくさんの種類が入っている自動販売機のようではないか? まだまだ考えられるものはある。進歩する、ということだ。機械は長い間使っていると、知らないうちに古くなって、故障して使えなくなってしまう。昭和の初めや大正のときに使われていた電車の車両がまだ使われているか? 全員「そんなのあり得ない。」そう答えるだろう。本当にそんなことはあり得ない。機械はそのうちこわれてしまう。それに対し人間は、どんどん進歩することが出来る。今まで出来なかったことが急に出来るようになったことや、もうあきらめかけていたことが急に成功することがあるのではないか。人間の欠点である間違えることは、本当に欠点なのだろうか。よくよく考えてみると、進歩する、ということは失敗があるからこそなのではないだろうか。
 僕にも、機械と人間、どちらがよいのか考えさせられたことがある。例えば、「書き出しの工夫」と、パソコンに入力したとするすると、出てきた漢字が「火器だしの句風」である。柿を出して……あ、また変換ミスだ。火器を出してというところが柿になっている。こういうミスが度々おきる。こんなことは人間では全く考えられないことだ。(体験実例)
 人間と機械の違いがよく分かった。しかし、現在の人間は機械に少し頼りすぎてはいないか。会社でもみんなパソコンやコンピューターに向かって仕事をしている。機械が無ければ今の人間、生きのびることが本当に出来ないのだろうか。大昔のことを考えてみよう。旧石器時代や原始時代のこと。その頃の人間が機械を使っていたと思うか? これはあり得ない。このことから考えてみると、たとえほんのばかり寿命が減っても生きのびることは出来るのではないだろうか。そう思って仕方が無い。(分かったこと)

   講評   nane

 要約は、簡潔にまとめた。ここは150字ぐらいまで書いてもいいよ。
 機械の長所をよく整理して書いた。一晩中動いているというのは、やはり機械でなければできないことだね。何しろ眠らないのだから(笑)
 人間の長所もよく考えた。人間のいいところは融通がきくところだね。大根1本おまけなどというのは、確かに人間にしかできない。
 「進歩するのは失敗があるから」というのは大事な考え方。たくさん失敗して、たくさん進歩をしよう。
 人間は、もともと何百万年の生きてきたのだからたくましい。機械がなければないでも、十分に楽しくやっていけるだろうね。
 今日の作品は力作。清書候補。


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