国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   人間にとって言葉とは人間がコミュニケーションを取る中の大切な事だ   おもり

     少年のころの桜はもっと長く咲いていた感じだが・・・・・・と春ごとに同じ思いをくり返してきたが、今年の桜は久しぶりに長かった。歩いて通勤できるようになって、鼻を見る目のほうに少年時代ののどかさがもどってきたせいにちがいない。ある日その日の日記に初めて見たからまつの葉の事を書こうとした時に「からまつの木が」とだけ書いてたちまち言葉につかえた。
      この話はぼくが、カルガリーの現地校の行事で林間学校( Out Door School )に行った時の事です。その時ハイキングとして山を登りました。途中とても急な坂になったので落ちていた体重をかけても折れない木の棒を見つけたのでそれをつえ代わりにして行ったら少し増しになりました。でもまるで老人が歩いているようでした。頂上に近くなると昼の時間になりました。だから食堂にもどり……ませんでした。実は出発する前に昼のご飯を自分で作っていました。ご飯はピタパン、ピタパン中に入れる物、水、りんご、みかん、そしてグラノラバーと呼ばれる栄養補助食品でした。疲れた後自分で作ったお弁当を食べるのは、とても幸せなことでした。「お弁当は感動を呼ぶ」それは前に読んだ事のある本にのっていた言葉です。そのお話はぼく達のハイキングととても似ていて、あらすじは遠足に自分で作ったお弁当を持って行き山の頂上でそのお弁当を食べて感動するお話です。ぼく達はお弁当を食べ終わって片付けると少し離れた山の頂上まで行き上から景色を見たり、ゲームをしたりしました。上から見渡せる景色が何もいう言葉が無いほどとてもきれいでした。
       ぼくは海外に住んでいるので他人と話す言葉はだいたい英語です。なのでたまに「これ日本語での表し方は分かるけれども、英語ではなんて言うのだろう。」とか逆に「これ英語での表し方は分かるけれども、日本語ではなんて言うのだろう。」などととまどう事があります。そのつらさは外国生活経験者にしか本当のつらさは分かりません。たまに海外生活なんて簡単だと言う人がいます。でも実際に外国にいると初めの1年間ほどは難しくその後どんどんナチュラル英語を話せるようになります。
        この長文を読んで日本語だけしゃべれる人も日本語の表現の仕方をとまどう事があるのだと知りました。人間は誰も100%ではない。最低1つの間違いを起こしてでこそ人間なのだ。人間にとって言葉とは人間がコミュニケーションを取る中の大切な事だ。

   講評   hoemi

 海外で生活を送る健太くんならではの体験をまじえて感想文をまとめられたね。
【構成】 きちんと3文ぬきがきができていたよ。長文の内容を理解できているようだね。
【題材】 言葉では言い尽くせない感動や喜び、悲しみといったものは日常生活の中でたびたびあることだよね。いかに言葉を駆使しても表現できない感動があるということを、林間学校での体験をもとにくわしく書けました。また、英語と日本語の二重生活を送る健太くんならではの「言葉の難しさ」についても触れることができたね。
【表現】 山登りの大変さがにじみ出てくるようなたとえだね。大変な思いをして登ったあとのお弁当は、どんなにか味わい深かっただろうね。
【主題】 一般化の主題を入れられたね。言葉を超えるコミュニケーションがあるのも事実だけれど、「言葉」はやはり私たち人間にとって決してかかすことのできないコミュニケーション手段だよね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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