国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   シンプルライフ・・・   くろーばー

 地球上にはまだ浪費文明に侵されず昔ながらの素朴な生活を営んである所もある。われわれが生活の必需品のごとく思っている様々な文明の利器など無くても人間は生きていけるのである。日本文化の伝統の中にも、身を自然の中に置いたいわゆるシンプルライフを実践した人々と自分の暮らしを比べてみると、初めて自分の立場を知ることが出来る。自分たちがいかに文明の提供する便利や快適の誘惑によって余計な物を持たされているかが分かるのである。
 第一の意見は、便利で快適な生活は良いと言う事だ。現代社会では日常生活の中に多くの電化製品や発明の機器が溢れ返っている。今や小学生でも携帯を持ち、『お子様の安心を守ります』的なキャッチコピーで多くの母親達を携帯電話にはまらせている。電子レンジ、洗濯機、TV、パソコン、FAX、プリンター、オーブン、掃除機、オーディオ、暖房などなど沢山の利器が家の中にあり、それを使って色々なことが出来るのがもはや常識となっているのは間違いない。その一つ、電話を取ってみても一瞬で遠く離れた友達や家族と話すことが出来るのだ。昔電気すらなかった頃から見れば考えられない事なのだろうが、そんなの当たり前と思っている人がほとんどだと思う。携帯は、インターネットにつないで多くの情報をあの小さな機械の中に画面として出すことが出来るのである。なんと便利な時代になったのだろう(笑)!!バレエの教室でも、冷房暖房完璧についているのでどんなに暑い日に稽古場に行ってもスタジオの中は涼しいのだ\(^o^)/。もちろん冬は反対に暖かい。その分か弱くなってしまうのかな?などと考えたりもするが、そんな事より快適さを求めてしまうので(^_^;)夏の日はガンガンクーラーの入った状態である…。
 第二の意見は、反対にシンブルで機械などに頼らない生活にも良さがある。昔の人は当たり前だが電気も自動車も無い、極めてSIMPLEな生活を送っていたわけで、本当は機械など無くても生きていけるのだ。そんな文明の利器に頼らなくても、詩人や歴史的有名な人たちの心の中は豊かで満ち溢れていたと言えよう。それに、もっと現代的な実例を言えば『銭金』というテレビ番組で『ビンボーさん』を紹介しているのを見たことがある。私は結構この番組が好きで、自然の中で自給自足の生活をしている人などを見ると『あぁ、なんか良いね〜』と感じることもある。私自身もキャンプなどで、あまり便利なものに頼らない暮らしを体験した事はあるが、夜は真っ暗で虫もいるし(笑)、朝は寒くて眩しいので慣れず、ちょっと不思議な感じだった。テレビやラジオなどのいわゆる暇つぶしのようなモノは一切無く、これが自然の暮らしなのだということを味わった。
 確かに機械化された便利で快適♪な生活も過ごしやすいし、素朴なシンプルライフにも良さがある。だがしかし、一番大事なのは『私たちの人生は、私たちが費やしただけの価値がある』という名言があるように、自分の満足できる生き方を選び、生き抜くことが重要だと思う≪総合化≫。私はこれから、機械などに頼りすぎず、バランスをとって生活していきたい(と言いながらPC使用中…)。

   講評   kirara

 私も現在PC使用中で〜す・・・。一度便利さを知ってしまうと、元にもどるのが難しいんですよね。
 <<こうせい>>便利で快適な生活は、もちろんいいものです。けれど、昔はそういうものがなかったことを考えれば、便利な物がなくても生きていけるということですよね。二つとも、しっかりとした意見になっていてとてもいいです。
 <<だいざい>>便利と同時に、「快適」が手に入るということがおおきいのかもしれませんね。私も、以前に通っていたテニススクールを選んだ決め手が、「室内!  
冷暖房完備! 」という広告でした(^_^;)。第三段落の実例も、意見を引き立たせていますね。
 <<ひょうげん>>いい名言です。人生を過ごすのに、エネルギーを使わないとつまらないですよね。
 <<しゅだい>>どちらを選ぶのかが重要ではない、ということがよくわかります。一人一人が自分の満足する人生を見つけられたら、この世の中ももっとよくなりそうです。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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