国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   おたまじゃくし見つけた!   マリクルラメラメ

 「あっおたまじゃくしだ。たくさんいるよ。」
埼玉県で見つけたおたまじゃくしたち。いまは、家で飼っています。
ゴールデンウィークに家族で埼玉県の秩父というところへ行きました。芝ザクラを見に行ったのです。まるでピンク色のじゅうたんをしきつめたように見事でした。その近くに川を見つけた私は芝ザクラよりも興味がわき
「ねえ、ねえ、川に入っていい?」
とお父さん、お母さんに聞きました。すると、
「いいよ。」
といわれ、姉妹の誰よりも早く靴と靴下を脱ぎ川へ入りました。その日は夏みたいに暑かったので川が冷たくて気持ちがよかったです。私たちは、カニがいると思ってさがしましたがカニはいなく、おたまじゃくしがたくさんいました。ちょっと残念でした。おたまじゃくしが川にいるのは何だか不思議でした。でも、手ですくってみたら、3匹くらいいっぺんにとれたのでおもしろくなりました。お茶のペットボトルにどんどん入れていくと30匹くらいになりました。姉や妹もとりました。お父さんはずっと石のかげとかにカニがいないかとさがしていました。お母さんは私たちのことをカメラやビデオにとっていました。久しぶりに川で遊び、この思い出におたまじゃくしを家に持って帰りたくなりました。
「ちゃんと、お世話するから!いい?」
とみんなでお父さんたちにお願いしました。お父さんは帰りの車の中がくさくなる、水がこぼれるのではないかと嫌な顔をしました。お母さんはカエルに変態していく様子をみたいようで乗り気でした。結局、大事に育てることを約束して持って帰りました。
エサは、かつおぶしです。前に金魚やメダカを飼っていた水そうに入れました。大きさや、種類は様々です。頭領のような、一番大きなおたまじゃくしはえらそうに、堂々と泳いでいます。でも、まだ足は生えていません。どんなカエルになるのか、まだわかりません。図鑑で調べてもよくわかりません。はやくカエルになるところをみたいです。                             
友達から、聞いた話です。その子は、カエルを飼っているそうです。けれどその子のカエルは、なにも食べないそうです。私は、
「なんで。なにも、食べなくていいの。」
と、思わず聞きました。すると
「おたまじゃくしからカエルになったら山へ登るの。山へ登るからそれまでは、なにも食べないのだよ。」
「へぇ。」
その意味はよくわかりませんでしたが友達は、まるで物知り博士のようにいいました。そこで、私はダジャレをつくりました。カエルが、山へかえる。
 うちのおたまじゃくしたちもカエルになったら、学校のうらやまへ放してあげるつもりです。でもいっぺんにカエルになったら30匹はちょっとこわいかも・・・。


   講評   nara

 「けがの功名」ということわざがあるよ。失敗したことや間違ったことが思わぬよい結果を生み出すことね。けがをして大変だったけれど、パソコン入力をがんばったのだね。作文もずいぶん長く書けた!
 越冬蛹(えっとうさなぎ)を羽化させたことで、「何かを育てる」ということに興味を持ったようだね。川に入った場面は、気持ちよさや楽しさのよく伝わる書き方ができている。お父さんは少し反対したようだけれど、家におたまじゃくしを持って帰ることができてよかったね。
 一度興味を持つと、そこが入り口になって、図鑑を調べたり人に聞いたりと、「おたまじゃくし」についていろいろと知りたくなるね。それでわかったことと、実際に育てて見て確認したことと、両方があることでより理解が深まる。教科書だけで知ったこととは、深さが全然ちがうね。さて、友達が言ったように、本当にカエルにエサはいらないのか・おたまじゃくしはカツオブシ以外のものを食べるのか。もしかしたら、水そうをいくつかに分けて、育て方を変えてみてもおもしろいかもしれないよ。
 「一番大きなおたまじゃくしはえらそうに……」「カエルが山へかえる」など表現もたくさん工夫できた。いい作文が仕上がったね。
 パソコンで作文を送るときには、チェックシールを貼れないから、(書き出しの工夫)とか(心の中で思ったこと)などと入力しておいてね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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