創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ヒトの学習能力   ゆっぴ

 「生物界の中でヒトという種を特徴づけてみると、優れた学習能力がほぼ一生にわたって維持される、ということが第一に挙げられるであろう。」
この文の意味は、ヒトという種、つまり人間は、優れた学習能力をほぼ一生にわたって同じ状態で保つことができるということが他の生き物よりも優れているということだ。
「話す」という行動が例の一つに挙げられる。生まれたばかりの赤ちゃんはまだ言葉としては話せないけれど、2歳くらいからは年輩の方々と話をしても何を言っているのか、そして何がしたいのかが分かるようになる。この例のように、話すという行動は小さいころからその人が大きくなって死ぬ直前まで、つまりほぼ一生にわたって維持されるものなのである。
ヒトには「話す」という行動のほかにも、「泣く」、「笑う」、「怒る」、「叫ぶ」などの行動も、一生にわたって維持されるものだ。しかし動物はどうだろう。動物には、ヒトのように言葉で話すことはできない種類が多いでしょう。そして、泣いたり、笑ったりするという表情で考えていることを表すこともないでしょう。わたしは、ヒトがする行動の中で、一番他の生き物がするものと似ているのは「怒る」、そして「叫ぶ」という行動だと思う。
犬の場合、映画などに出ている犬などの場合は泣いたり笑ったりすることができるかもしれない。しかしそれ以外の普通に家の前の道を飼い主と一緒に通り過ぎていく犬はどうだろう。例えばあるAさんという人が犬のしっぽを踏んだり、その犬の遊び道具をとりあげたりすると犬はうなったり、Aさんをひっかいたりなどとして怒るだろう。これはヒトが他の人に対して怒ったときと同じ行動をしているようにも見えるだろう。
犬は生き物や物体に向かって吠えたり鳴いたりすることはある。その行動はヒトが叫ぶのと似ていると思う。人間が叫ぶとき、悲鳴を上げているときは、はっきりとした言葉になっていないからだ。わたしは、そのときはヒトがヒト以外の動物になる瞬間だと考えている。
わたしはというものは大切なものだと思う。この学習は勉強などの学習ではなく生活していく上で必要になる能力のことだ。この学習がなければわたしたち人間や他の生き物が生きていけないのだ。これからはこの学習を大切にし、勉強のほうの学習もきちんとしていきたいと思う。

   講評   inoko

 ゆっぴさん、こんにちは。
私たちの生活は、そのすべてが学習の場であると想います。机に向かっての学習だけでなく、日常生活のあらゆることが学習だと言えます。幼い頃、公園で目にするものすべてが初めて見るものだったとき、そのひとつひとつが学習の材料となります。また、お友達との会話から学ぶこと、大人との関わりの中から学ぶこともたくさんありますね。そうやって、私たちは少しずつ進歩をしていくわけです。
☆ 最初に是非の主題として意見を述べましょう。最後に書いている「私は学習というものは大切なものだと思う。」を、要約の後にも入れるといいでしょう。また、そう思う理由をわかりやすく述べましょう。第一の理由、第二の理由という形で書いていきましょうね。項目の説明は、また次回くわしくいたします。



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