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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「話し上手の人がいます」を読んで   さくら

 話し方が、上手い人は自分なりに整理してみると、饒舌の人はとにかく、「間」を開けることを忘れがちで気がそちらへ行かなかったり「間」がどんなに大切かどうか分かっていない場合が多くいるのに対して話すのが上手いといわれる人は「間」のことを常に考えて話したり、また、もう「間」を撮ることになれて知らない間に勝手に自分が「間」を入れているという違いが見えてくると思う。だから、私たちもただ自分が分かるように話すだけではなくて相手に伝わるような話の内容を考えなければいけないと思う。
 第一の理由に、「間」があると、いろんな人に伝わりにくいからだ。例えばこんな例がある。私の中学校の数学の先生の話だ。先生は話すことがとても大好きなのだ。たまに50分授業があるうちの40分は先生の話で終わってしまう事だってあるのだ。普通なら皆数学は嫌いなので、話で終わってくれればありがたいと思う。でも、先生の数学の場合は全く逆で早く授業をやってもらいたい、と思っている子がほとんどなのだ。先生の何がいけないってとにかく間を撮るのがとても下手なのだ。おしゃべりのわりに話すのが上手くないので、皆退屈してしまう。先生は、面白い話もしてくれるのだがそのときに皆にうったえる力がなくて面白いところでも誰も笑わない。それは、多分先生にとってもつらいことなんだろうと思う。皆、動かずにただ銅像のようにしていすに座っているだけ。やっと終わりを告げるチャイムが鳴ったときには、皆悪夢から解放されたように伸びをしているくらいだ。そう、思っているのは私だけではなく、授業が終わると友達が私の近くにやって来て、
「先生って、話す内容はまぁ、面白いんだけど、話し方が下手だから、皆笑わないのよねぇ。」
「そうそう、私も同じ。先生が、皆に『皆はどう思う?』とか、聞いてくれたら皆答えていたかも知れないのに。もったいないよね、うけが狙えなくて。」
皆の言葉を聞いて、私は何気にいつも話しているときでもちゃんと、間をとって話をしなければ面白くもないし説得力もないと思った。自分も、これから、間のとり方に気をつけて会話していこうと思った。
 第二の理由に、私は中学校で陸上部に入った。陸上も話し方、間のとり方と同じで、ずっと長い間、休みなしで走っていても疲れるだけで、いいタイムは出ない。でも、少し間、休憩をとるだけでそこで足を休めたり、深呼吸をすると、自然と次に走る元気が沸いてくる。私が、練習に早く来たときにも先輩がこう教えてくれた。
「疲れたりしたときや、もう、足が痛くて走れないときは無理をせずに休むことが大切だよ。陸上は、ただ、ひたすら走っているだけじゃなくてそういうことにもちゃんと気を使うことが大切なんだよ。それが、次にタイムを狙ういいチャンスにもなるしね。」
私はこの、先輩が言ってくれた言葉に新しく発見した。私は走ることが好きなので「走っていればタイムは伸びていくんだぁ」と軽く思っていたけれど、休憩も大切なことなんだということが分かった。だから、私は「間」、休憩をとることはどの物事においても大切なことなんだと思った。
 確かに、内容をより充実して物にするために一気に言ってしまったほうがいいこともあるかも知れない。でも、間をしっかりとることによって聞いている人の注意を引くことが出来る。そして、聞いている方も聞き取りやすい。なので、私は「間」をとることは大切だと思う。これからも、「間」を大切にしながら、普段の会話などでも生かしていきたいなと思った。
 

   講評   sarada

第一の理由が逆の方向になってしまっています。「間がないと相手に伝わりにくいからだ。」 とすべきでしょう。そして、先生の話し方にもってくればいいね。
第二の理由もはっきりさせましょう。「間や休みを取るほうが効率的だからだ。」 と明記したあと、さくらちゃんの体験が生きてきます。
結びの段落には、名言を引用しましょう。「時間を作る第一の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うか考えることである。」 が使えそうだね。引用しながら、主題を自分の意見として確立させましょう。



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