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　　　便利な生活はよいか　　　おくあ

　今の時代は、無くても不自由ではない、という機械や、建物などが多い。例えば、自動販売機や、自動ドアなど、販売機は、近くの店で買えばいいし、ドアは自分で開ければ、普通に生活できるだろう。他にも、音楽の機械は音楽を聴く必要がない時や、今ではパソコンで聴けるようにもなっているので、今私の家では買ったばかりのコンポが布をかぶって寝ている。というより、私が音楽を聴くときは、パソコンで聴くか、自分のMP3で聴いている。このように、なにかを使えば、同じことができるというものも多い。
　便利で快適な生活は良い。科学の発達により、人々の生活は便利になった。例えば、カチカチに凍った食べ物が数分で熱くなる、電子レンジ。昔は、洗濯板で洗って、それを何回も絞っていた作業も、今では、ボタンを押せば待っているだけで乾いて着られる状態になっている。このように、機械があるから自分の作業を減らせるし、他の仕事をすることができるということも、大変便利でいい。
　しかし、機械化されていないシンプルな生活もいい。例えば、私の家にあるピアノ。私が幼いころに買ったのだが、今も愛用している。しかし、最近ピアノが機械化された。電子ピアノは、確かに場所を取らないし、ヘッドホンを付ければ、周りの人に迷惑がかからないように気軽に練習できるという良い点もある。しかし、本物のピアノはきれいなピアノの音で、弾いていて気持ちがいい。反対に、電子ピアノの音に慣れてしまうと、本当のピアノの音を覚えられなくなってしまうと思う。本物にどんなに似せようと思ってもこれだけは完璧に本当の音にはならないと思う。
　確かに、機械化された便利で快適な生活にも素朴でシンプルな生活にもそれぞれ良さがある。しかし、一番大切なことは、「私たちの人生は、私たち費やしただけの価値がある。」という名言があるように、自分の満足のいく生き方を常に模索しながら生きていくことがこれからの未来に一番大事なことだと思う。

　　　講評　　　inoko

　便利な生活と引き替えに、私たち人間は、もしかしたら人間が本来持っている能力を失ってしまったかもしれません。昔は、当たり前のようにしていた雑巾がけ。今では、クイックルワイパーのような便利な道具で、はいつくばること無しに床をきれいにすることができます。省力化と時間の短縮は、忙しい現代の私たちにとってはとても重要なことです。しかし、もし便利な物が突然使えなくなってしまったら、便利な物に頼り切っている私たちは、いったいどうなるでしょう？　そう考えると、私たちの生活を少し見直すことも必要かもしれませんね。