創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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間はあけた方がいい スティッチ
じょう舌の人は、とかく「間」をとることに気が回らない。話し上手と呼ばれる人は、意識して、あるいは無意識のうちに、うまく「間」をとり入れている違いがある。しかし、困るのは、「サービス」のつもりがいつもりがいつの間にか自己弁護や自己顕示になり、果ては自己とうすいになっているのにも気づかずという場合だ。パリの風景画で、忘れられない油彩がある。ただ一点、遠景の塔らしきものに朱が入っていて、そこに向かって画面が収れんされていく。人間にとって間は大切だ。
第一の理由は間をとったほうが、話したいことを考えられるからだ。新しい友達と話す時、しゃべらないとという気持ちで、次々としゃべろうとするけれど、新しい友達だからこそ、間を少しあけて頭の中を整理する事も必要だと思う。親友など親しい友達などにも、間はほどほどにあけた方が良いと思う。気軽に話せるし緊張しないから、間をあける事が多くなる。私と私の親友はよく話す話題がなくなって、黙り込んでしまう。
第二の理由は、間をとって休憩する事ができるからだ。部活で、休憩なしで、ズット練習は、長つづきしない。こまめにきゅうけいすれば、体力もアップする。だから、どんなスポーツでも間をとることを心がけるようにした方がいい。間(休憩)をとることはとても大切な事だ。
確かに、間をとらなくても話したい事が、頭の中にポンポンと浮かんでくるかもしれないけど、しかしライオンは、一匹のウサギを倒すためにも、全力を尽くすという名言があるが、私は間は良いと思う。
講評 huzi
一生懸命になっているときは、「間」の必要を忘れてしまいがちになりますね。でも、そういうときほど、「間」を思い出さなければならないんだろうなあ。
1点の朱が印象的名塔の絵、見てみたいね。
【是非の主題】、「間は大切だ」と明確に示すことができました。
間があると、考える時間を持つことができますね。【体験実例】では、友達との沈黙の瞬間について書いていますが、二人とも黙り込みながら、「次は何を話せば楽しんでもらえるのだろう」と、おたがいのことを思っているなら、よい友達です。
第2の【理由】は、他の見方で。一つ目の理由が心を見つめているのに対して、体の面から考えた意見を示すことができました。見方を変えた理由の書きかたをこれからも試してみてね。
【名言引用】、ライオンの名言を選んだのですね。ちょっと結び付けにくかったかな?
「ライオンは、一匹のウサギを倒すためにも、全力を尽くす」という名言があるように、目標を定めたら、「間」をとって落ち着いて向かい合うのがよいと思う。
こんなふうに書いてみてもいいですね。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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