国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人間にとって言葉とは…   おもり

日本語は、いままで日本民族によってしか使われたことのない内輪の言葉、つまり部族言語です。どこの言葉もはじめは部族言語なのですが、それが外国に広まりだすと、外の視点が入ってきて言語の刈りこみが行われてくるわけです。その刈りこみがはなはだしいのが英語です。英語というのは、外の視点と内の視点が合作でつくり上げためずらしい言葉なのです。
たまに現地校の友達が、これ日本語でなんていうの、あれ日本語でなんていうの、としつこく聞いてきます。気分が悪い時はでたらめに言うか、知らないと言うかです。だけどきちんとちゃんとした発音で教えると「は?」とか「何?」とか「もう一回言って」とかいう返事が聞こえる。何人かは言おうとするのだけれども間違えたり、言えるけれども発音を間違えたりする。韓国人などの日本に近いアジア人などの人だとするとたまに発音も言葉も間違えないで言ってくれる。教え外があるものだ。何人かは韓国で日本語を習っていた人もいれば、親が日本で教育を受けていた人もいる。ぼくの現地校に仲良しの韓国人の友達がいる彼の母親は韓国の大学で日本語を専攻していて、一応ちゃんと敬語を使ったりできる。まるで生まれが日本のように日本語が上手だ。それにちゃんと話せるので、ぼくやぼくの母などには日本語で会話している。ぼくの友達自体は日本語ペラペラではないが、いくつかの単語を知っている。多分母親から教わったのだと思う。教え外のある彼には日本語の単語を教える代わりに韓国語の単語を教えてくれる。後一つ、ぼくの名字は□だ。それが欧米の人には発音が出来ない。なぜ、カナダ人やアメリカ人などの欧米人のような人は発音できないのだろうか。
逆に今度は英語の難しさの事を考えてみよう。ぼくは日本に住んでいる時に知っていた単語はhello(こんにちは)、my name is □(ぼくの名前は□です)、となぜかno smoking please(タバコを吸わないで下さい)でした。知っていると言っても発音はめちゃくちゃで、思いっきり日本語英語の発音でした。この様な事を思い出している今だからこそ欧米人の発音する難しさが分かります。言葉というものは難しいものですね。
この長文を読んで改めて知った言葉の難しさ。その苦しみは1人少なくとも一生に一回は味わう事になるでしょう。人間にとって言葉とは絶対に必要なコミュニケーションの道具である。

   講評   unagi

 <構成>大事なところをまとめようと努力しましたね。次回の感想文でも頑張りましょう。
 <題材>日本語を母語としない人たちとの、日本語にまつわるエピソードが上手くまとめて書いてあります。また、英語を学ぶさいに苦労した話も添えられており、ていねいに仕上がっています。

 <表現>「まるで生まれが・・・。」しっかりとたとえが入りました。その韓国の人がかなりの日本語力をもっていることを上手に表現できました。
<主題>一般化の主題がきちんと書けました。題材に適切なものを選んで書いており、いかに言葉が大事かを印象づけるのに成功しているので、主題もすんなり納得できます。

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