創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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日本語は、今まで(感) 千鶴
日本語は、いままで日本民族によってしか使われたことのない内輪の言語、つまり部族言語だ。また、外国人によって学ばれ、使われた経験がないため、植木屋を十年も入れなかった庭みたいでめちゃくちゃに枝が伸びているという状態である。だから、日本は、これからどうやって日本語を刈り込んでいったら、国際普及の日本語になるかということを考えなくてはならない。そして、それは国家的な事業として相当大きな研究課題としてお金をかけ、真剣に取り組まないと、どうにもならない。(要約)
私が、記憶の上で初めて「日本語ってややこしい」と思った会話は、次のような会話だ。AさんとBさんが文房具やへ行き、あるペンが残り一本しかなかったとする。
A「このペンほしくない?」
B「うん」
A「じゃあ私が買ってももいい?」
B「え?私もほしい!」
A「でもさっきほしくないって・・・・。」
B「ほしくない?って同意を求めたんじゃないの?!」
そして、少しもめたことが今まで何度もある。他の国でも否定する言葉で同意を求めるということはあるのかもしれないが、多分日本語を大体勉強した外国人が日本人と話したら「〜ではない」と単に否定されただけなのだと思うだろう。(体験)
私の祖母・祖父は岡山に住んでいる。岡山のほうの方言と私がしゃべっている神奈川の方言は単語の中でもアクセントが違うことがよくある。また、語尾が違う。「〜だから」が「〜けぇ」と変わっている。細かい部分で違うところが多いので、聞いていると少し面白くも感じられる。(前)
言葉とは、人間にとって必要であるコミュニケーションの道具だと思う。実際、今まで人間は「言葉」があったために知識などを伝え合うことができた。よりその道具に磨きをかけようとするのなら、他の国の人とも分かり合えるように共通した言葉を知っているようにするべきである。そのためには、まず「言葉」がしっかりしていないといけないと思う。色々な表現ができる部分では言葉が多いのは良いことだと思う。しかし、「小の虫を殺して大の虫を生かす」のことわざのように、切り捨てていく部分も必要だと思った。(人間)
講評 jun
要約は、長文の内容を簡潔にわかりやすくまとめることができました。
日本語のむずかしさについての似た話は、二つともとてもよい例を挙げることができました。
結びの段落は、ことわざを引用しながら、「言葉」についてじっくり考えてまとめることができています。最終段落は短くなりがちなのですが、たっぷり書けたところがすばらしいですよ。
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