国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   間を使うことで生かされるもの   アトム

この文章には、話し手が上手な人が使う「間」について書かれている。
話しことがうまい人は、うまく間を取っている。普通の人は、無言人と付き合うことが何か耐え難くて、「サーヴィス」の気持ちから何とかして時間を取ろうとして、「間を持たせる」という時も確かにあります。だが、その口の回数が多すぎて、自己弁護や自己顕示になり、果ては自己陶酔になっているのにも気付かず悪影響を及ぼしてしまう。だが、落語を言う人は、話と話の間をうまく使って、人々を笑わせることが出来るのだ。
間を使わずに言葉に力を入れて話だけでは、かえって効果的ではない。余韻とか余情。それは間の生かし方にかかわってきているように思われる。思わせぶりな間は、いい余韻にも余情にもならないでしょう。とすると、自然に間を必要とするのは、必要とするだけに実質を備えているものということになる。だから僕は、間は大切なものだと思う。その理由は2つある。(是非の主題)(要約)
一つ目の理由は、ただただ言葉を並べた文章だと、相手に伝わりにくかったりします。先生に、「朝の来ない夜は無い。だから中学校でもがんばれ!」と励まされても、すぐにはその意味が分からなかった。その意味を理解するような、間が必要なのだ。その時先生は、一回言葉を切った。そして少しだまっていた。その意味が今分かったような気がする。名言やことわざを使った時には、聞き手はすぐにその意味が理解できない。その考える時間を与えるために間を作ることも、とても大事なのである。(複数の理由1)(体験実例)
二つ目の理由は、無言になったとき、無理に話そうとするのは、逆に聞き手に迷惑だったりする。たとえば、相手が、何か考え事をしていた時、無理に話を進めると、聞き手の人は、考え事と、話の理解によって、大変になってしまう。そして、うんうんとうなずいていたら、何のことを話していたか分からなくなり、申し訳ない気持ちが生まれて、逆効果になってしまう。無理に言葉を続けるよりは、一回間を空けて、話のタイミングを取るということも、大事になってくる。(複数の理由2)
確かに、無言の相手に、気分を上げさせようと、サーヴィス精神で、話しかけるのは思いやりがある。しかし、相手も理由があって、言葉を切っているのだから、その時に間を取って、うまく見計らなければいけない。間というものをうまく使うことによって、言葉の一つ一つ、名言やことわざなどが、とてもうまく生かせるのである。ぼくも間をうまく使って、言葉を使いこなしたい。(反対意見への理解)
だから僕は間を取ることというのは大切だと思う。(是非の主題)

   講評   sarada

理由を書く場合「…だからである。」 と明記しましょう。「第一の理由は、「…だと、相手に伝わりにくいからだ。」 「もうひとつの理由は、相手のためにも間を取ってあげる余裕が必要だからだ。」 とするといいでしょう。そうはっきりさせてから、アトム君の【体験実例】が生きてきます。
名言としては、「時間を作る第一の方法は…」 が使えるでしょう。「間」 をうまくつかいこなせるようになりたいね! 


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