国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   話し上手な人   えれむ


話し上手な人がいます。その話し上手と呼ばれる人は、意識して、あるいは無意識のうちに、うまく「間」を取り入れているのです。いかなる名言、名文句も、同類のものがただすきまもなく積み重ねられるだけでは効果乏しく、文章の力みも、ただそればかりでは弱みに転じてしまうのは苦い教えです。適宜、風を吹かせながらの饒舌であれば聞き逃される事も少なく風の間に相手が連想し想像し思考する余裕を与えておいて、さらにたたみかける事もできる。しかし、風も通さない饒舌は、聞いている方も苦しくなり、終わった時には、さて、何を聞いたのかということにもなりかねない。人間は「間」に気を配りそれを生かしていこう。と考えることも大事である。
理由の一つは、ずっと力を入れたままでは肝心なところで力が発揮できないからだ。運動などでずっと力を入れたままでいると、やはり肝心な所で全力を出し切れないことがある。適度に体を休めることが大切なのだ。たとえば、自分がやっている野球ではまさしくその通りである。
二つめの理由は、「間」を取ることで伝えたいことや、その後の事を強調することが出来るからだ。このことは、音楽や小説などで得にいえる。音楽では最も強調したい所の前はすこし控える。小説などでも少し余白などが入る。
 確かに内容の充実を考えることも大切だ。しかし、「時間をつくる第一の方法は、急ぐことではなく、どこに時間が使えるか考えることである。」という名言があるように「間」を生かして活用していくことが大切だ。

   講評   kamo


 しっかりした形で、難しい感想文が上手に書けたね。とても立派でした。
<構成>
 複数の理由が書けました。とてもいい組み立てでした。
<題材>
 「体験実例」とまではいかなかったかな、というところだけれど、野球の話、音楽・小説の話を書くことができたね。
 それぞれ、具体的な試合や練習の様子、作品名などを入れて書いてくれると、さらによくなったよ。例えば野球で、どんなときに「間」を入れるといいのか、逆にリズムが悪かったためにどんな失敗につながったのか、という出来事を書いてみてね。
<表現>
 名言の引用は、いつも上手にできているね!
<主題>
 反対理解もしっかり書いたうえで、「間」の大切さをくり返し書くことができました。うまくまとまりました。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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