国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   話し上手の人がいます(感)   bekki

 話し上手と呼ばれる人は、意識して、あるいは無意識のうちに、うまく「間」を取り入れている。いかなる名言、名文句も、同類のものがただすきまもなく積み重ねられるだけでは効果乏しく、文章の力みも、ただそればかりでは弱みに転じてしまう。余韻とか余情、ふくみ、それらはすべて、「間」の生かし方にかかわっている。自然に「間」を必要とするのは、必要とするだけの実質をそなえているもの、ということになる。
 理由は二つある。一つ目は、間がないとどんどん話が先に進んでしまって疲れるだけだ。私のクラスの数学の先生は、少し教え方が悪いなと思った。どこが悪いかというと、質問はありますかとも聞かずにすぐにどんどん進んでいってしまう。どんな曲でも、ただフォルテで終ることはない。ピアノなどがなければ音楽は成り立たない。
 もう一つの理由は間がないと心に残らないからだ。小学生のとき、発表の授業で聞くときに感想を書く紙が配られ、その中に〇か◎か△するところがあってその一つが間と書いてあった。発表の授業でも間って必要なんだなと思った。 
 卒業式のときに、来客のお客様が来ていて、たくさん祝辞の言葉を受けたが、その中で一番心に残ったのはPTA会長の話だった。始めは何を言っているか分からなかったけれど段々しんみりとした話になった。意味も分かったし、今でもその話は心に残っている。校長先生の話は同じようなことばかりずっと言っていて心に残らなかった。(笑)もちろん、校長先生もそんなつもりはないだろうけど、でも私は校長先生の間がない話を聞くたびに頭が痛くなる。私は、話すときは特に間に気をつけようと思った。

   講評   nara

 第一段落をもう少しやわらかい表現にすると、後半とのバランスもよくなるね。どうすれば、やわらかい表現になるかというと
 いかなる名言・名文句も → どんな名言・名文句も
 弱みに転じてしまう → 弱みに変わってしまう
こんなふうに言葉を選ぶといいと思うよ。
 6月1週目は進級テスト。「学習」については、少し前の長文でも意見をまとめたね。題材探しをしっかりしておこう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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