国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人間の特権という学習能力   アトム

この文章には、ヒトという種を特徴付けてみてみると、優れた学習能力が、ほぼ一生にわたって維持されるということについて書かれている。
たとえば、クジラやライオンのような大型乳類について言えば、クジラは水中生活に便利なように体系が変化しており、また、ライオンやトラは、筋肉が発達し、しかも鋭い牙や爪を備えている。しかし、人間のほうは、学習することによって身に力をつける。ヒトの固体の生存維持は、それぞれ固体ごとの経験に基づく知識ばかりではなく、文化という形で集積された知識が無ければ、ヒトはいかにも無力な動物なのである。
また、人間の学習は、また社会的な学習でもある。ヒトの学習では、様々な経験にもと基づいて外界の知識を獲得することとほぼ同義である。ここで言う知識は、外界の事物、自分自身およびその関係についてのある程度体系だった情報も含む。ヒトは、このような情報の体系を持つことによって生き延びたのだし、また、現在の社会でもこうすることによって始めて有能に行動しうるのである。だから僕は学習が大切だと思う。その理由は2つある。
 一つ目の理由は、学習というのは、人間にとって命にかかわる重要なことだからである。人間は、他の動物とは違い、サルと同じように、ある環境に最も適した特徴がない。だから学習は、人間にとって他の動物には無い特徴である。クジラは水の中、モグラは土の中、鳥は空の上という特徴がある。それがヒトだと学習となるのだ。僕も、今まで高いところから飛び降りると危ないよと、両親から教えられていた。だから今では転落事故一つなく生きている。これが、学習していなかったら、その人は鳥のように飛びたくてマンションなどから飛び降りて、重症、もしくは死んでいたであろう。
 二つ目の理由は、学習することで、毎日が楽しくなるからだ。たとえば、つい最近まではやっていたトリビア、いわゆる無駄知識である。一見知っていてもどうって事ないと思うかもしれないが、意外と身近なものの名前がどのような由来で付けられたのかなどを知っているととても面白い。たとえば、つい最近ニュースで次々につぶれていったキヨスク。これは日本語ではなくトルコ語でkioskと書きあずま屋、売店という意味。本来ならキオスクと読むべきだが、清くという意味をこめてキヨスクというらしい。こんなことでも面白い。
確かに、学習をしないということはとても楽なことだ。学習というのは頭を使うし、遊んだほうが楽しいのはわかる。人間というのは楽なほうへ行きたくなる。しかし、「人は食べるために生きるのではなく、生きるために食べるのだ」という名言があるように人間には人間の特権としていろいろなことを学習して新たなものを得続けることができる。人の人生にも値するくらいの学習という特長だ。だから僕は、学習が大切だと思う。

   講評   sarada

自分なりの理由を考えて、「学習が大切だ」 ということを訴えていきました。人間は学習によって成長し、生きることへの楽しみもふえていきます。人生を楽しむためにも学習は必要だね! 


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