創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   家族でスポーツ   ロビン

「カキーン。」
バッティンッグセンターで気持ちがいい音が、鳴り響く。いつもは、父と行くバッティングセンターに今日は母も行くことになった。初めて行く母は道がせまく、裏道のような所を通っていくので
「えー、こんな住宅地がいっぱいある所を通っていくの。それにこんな目立たない道、みんな分かんないんじゃない。」
と、ぶつぶつ言っていた。
中に入ってみると、いつもはこんでいるのに、その日は十人くらいしかいなくて、がらがらだ。その分、たくさん出来そうだ。二回分、四回分、八回分、十回分、十五回分のチケットがあり、それを買うとバッティングが出来る。二回分のチケットは六百円。一回で三百円になる。すると、四回で、千二百円となるが、千円でお得な、四回チケットがあるので、いつもそれを買っている。バッターボックスの中に入ると、チケットを入れるカード入口に入れて、低速八十キロ、中速百キロ、高速百二十五キロ、実戦と書いてあるボタンがあるので、選ぶ。僕はいつも低速で打っている。調子のいい時は二十一球中、十八球くらい打てるが、調子が悪いときは、五球くらいしか打てない。その日は隣にいたメガネをかけた小さなおばさんが、中速で、鼻をふくらませながらものすごい力でバシバシ打っていた。まるでゴジラのようだ。(僕はそう思うと、とても笑ってしまって、たおれそうだった。母は初めてなので最初の方は打てていなかったが、残り十球くらいになって
「ボゴッ。ボゴッ。」
とにぶい音だが、けっこう打てていた。父は
「カキーン、カキーン。」
ときれいにたくさん打てていた。前に父は上のほうにある小さなまとに、打った球を当て、ホームランになった。そして二回分のチケットをもらった。そうしたら次に来たとき、父の名前がホームラン賞と書いてある紙にのっていたのだ。だがよく見てみると萩原の萩の字が、荻になっているではないか!父は苦笑いをしていた。僕はおかしくて、とても笑った。
二階にはいろいろな物がある。卓球台や、ハイパーホッケー、もぐらたたき、ゴルフパターゲームが室内にあり、外には球を投げてパネルに当てるゲームがある。最初、父がやって、十六枚中六枚当たって六十点、僕は、二枚抜きが二つで四十点プラスされ、命中が五枚で五十点、さらにクリアステージで三十点プラスされ計百二十点、母は最初、十点で、
「あ〜れ〜。何で当たらないんだろう。」
と言っていたが、二回目は何と信じられない計百五十点で首位に立った。父は
「う、うそ。何で。何で何だよ〜。」
と言い、ぼくも
「うそー。どうしてさっきはたったの十点だったのに今は百五十点も取れたの。すごいっ。奇跡じゃん。」
と、いかにも母がだめということが分かるように言ってしまった。たぶん最初がだめで、悔しさがたまって(球って)爆発してしまったんだろうと僕は思う。
僕は家族とスポーツをしてみて母は実はスポーツ万能ということと、家族とスポーツをしてみると楽しいということが分かった。


   講評   hutu

今月もがんばって作文に取り組むことができました。
 6、1週は進級テストです。●項目が全て入っていることと目標字数を超えることが合格の条件になります。課題を選んで、体験実例として書けそうなことを見つけておいてください。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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