国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   言葉にならない景色   マッチー

桜の散り始めのある日、枝を離れた花びらを見ていてこれが地面に達するまでの状態をぴたりと表す言葉がないことに気がついた。一ひら一ひらと自分の重みだけで木を離れ○○○ていく花びらの有様をいう言葉は簡単には見つからない。「散る、落ちる」などで埋めても、ぴたりとははまらない。桜の花びらとからまつの葉と、自然はついに言語の及び得ないものだろうか。もし日本語にそれを言い表す言葉がなければ、それは日本語の語彙の貧弱を意味する。(要約)
 昨年のゴールデンウィークに家族で立山・黒部アルペンルートへ出かけた。電気で走るバスとケーブルカーで薄暗いトンネルのようなところを上って行くと黒部ダムに到着した。明るい場所に出てきたと思うと、そこにはとてもスケールの大きなダムが目の前に広がっていた。下を見ると震え上がるくらいに怖い。おまけに平地では暑いくらいの気候だったのに、そこはまるで冷蔵庫に入っているくらい寒かった。ダムの片方には水をたたえた池のような景色、そしてもう一方は気の遠くなるくらい下方にかすかに見える谷底—それはまるで天国と地獄くらいの落差があった。(たとえ)
 そしてなんといっても絶景だったのは室堂であった。そこにはまだたっぷり雪が積もっており、アルペンスキーをしている人もいた。太陽の光に照らされて真っ白に光る山々と影になった暗いところが微妙にバランスがとれておりぼくはその美しさに言葉を失った。下山する時はバスで雪の大谷をくぐりぬけ曲がりくねった道をゆっくりと降りていった。その途中にも称名滝が見えたり新緑にそまる山々と深い谷のコントラストに何度も見入ってしまった。さすが立山というだけあって高っけー山がたくさんありました。(それはたかやまだっちゅーの)それなら、大観望(ロープウエイの辺りの名所)で大感動なんちゃって。(ユーモア)
 帯に短したすきに長しというが、物事を表現するのにぴったりとあてはまる言葉が出てこないということはよくある。人間にとって言葉とは物事や感情を表現するものであると同時に、うまく伝えられないときにはしばしばもどかしいものである。
 
 

   講評   yama

 こんにちは。たとえを含んだエピソードを追加してくれて、よりすばらしい清書に仕上げることができました。
 来週は進級試験です。合格めざしてがんばりましょう!


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