国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   議論のために必要なこと   なるなる


話し上手と呼ばれる人は、意識して、あるいは無意識のうちに、うまく「間」をとりいれているに違いがあるように思う。饒舌な人の話は、聞いているほうもくるしくなって、最後は何を聞いたのか分からなくまるように、余韻とか余情、ふくみ、それらは全て、「間」のいかし方にかかっていると思う。自然に「間」を必要とするのは、必要とするだけの実質をそなえているのだ。私たちは、日ごろから「間」を生かし、考えよい内容に備えるべきである。
第一に、「間」をとらないと疲れるからである。よくテレビで偉い人たちが、討論するときは必ずといっていいほど横に水が置かれてある。これも、話の合間に水をのんで少しの間をとって疲れないようにしているのである。少しの「間」が議論者も聞き手も楽にさせて、分かりやすい議論ができるのだ。
第二に、「間」をとらないと理解できなくなるからである。私の塾の理科の先生はほとんどといっていいほど、「間」をとらない。黒板にコツコツと音をたてながらとにかくしゃべる。すると、逆に聞いているほうがだるくなってしまって、結局あまり理解できていなかったりする。ちゃんと「間」をとりながら進めるほうが一瞬いけない気がするけど、実は、逆効果なのだろう。
「間」を少しでもとれれば疲れなかったり、ちゃんと頭に入って理解することができる。確かに、何かを伝えるときいは一瞬でまとめることも大切である。しかし、「時間を作る第一の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うか考えることである。」という名言があるように、「間」をとることにより聞き手に正確な情報が伝わり、ためになる議論になるのだ。

   講評   tama

 議論に熱が入ると、つい一方的に話してしまい、「間」をとることなど考える余裕がなくなります。しかし聞き手にとってはもちろん、話し手にとっても、頭の中を整理したり、冷静に考えるための「間」は必要です。意識して間をとることによって、コミュニケーションが円滑になることをよく理解することができました。

【複数の理由・実例】 自分も相手も疲れず、言いたいことをしっかりつたえるためにも「間」はあったほうがいいですね。水を飲むことで一呼吸おくことができることや、塾の先生の例など、とてもわかりやすいです。

【反対意見への理解・名言の引用】 確かに一気にまくし立てた方が、伝わりやすいこともありますが、何を言った(聞いた)かわからないようでは、意味がありませんね。やはりあわてず、じっくりと間をとることで、より実りの多い議論となるのでしょう。


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